山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

370:ドンピシャ

2020-12-27 | 新・知だらけの学習塾
370:ドンピシャ
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
ふと浮かんだ「どんぴしゃ」という言葉。由来を知るために、手持ちの「日本語語源辞典」を調べました。ありません。こんなときはいつもネットの「語源由来辞典」に頼ります。この辞典の欠点は、コピペができないことです。したがって、以下にまとめました。

――「どんぴしゃり」の略。「どん」は「どん底」「どん詰まり」などの擬態語で強調を意味する。関西で用いられている「どあほ」もその流れ。ただし最近は「ど真ん中」など、強調以外でも用いられている。ほかの説としては、大砲が「ドン」と撃たれて「ピシャ」と的を射る。戦闘機が「ドン」と着陸して「ピタっと」と定位置に止まるなどもある。
山本藤光2019.01.16


201227:百田尚樹『野良犬の値段』読むぞ

2020-12-27 | 妙に知(明日)の日記
201227:百田尚樹『野良犬の値段』読むぞ
百田尚樹『野良犬の値段』(幻冬舎)は、書き下ろしのミステリー小説です。もちろん「待機本コーナー」に納めました。百田が手がけるミステリーは、いかなるものなのか。読むのが楽しみです。百田はアメリカ大統領選挙の不正を、開票日から指摘した男でもあります、毎週火曜日の「虎ノ門ニュース」では、トランプ勝利を伝えつづけています。ぶれない思考。これが百田の最大の魅力です。読者に楽しんでもらうために小説を書いている。こう言い放った『野良犬の値段』は、ワクワクドキドキの傑作だと信じています。
山本藤光2020.12.27

369:トンパ文字

2020-12-26 | 新・知だらけの学習塾
369:トンパ文字
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
「トンパ文字」をご存知ですか?
昔、レタリングを勉強していたときに出合ったのですけれど、最近やけに目にする機会が増えてきました。
「トンパ文字」とは、簡単にいえば象形文字のことです。中国南部の町・雲南省麗江がふるさととされています。
いまではパソコンで変換できるトンパ文字ソフトもあります。携帯電話の絵文字とは違い、実に芸術的な文字なので、ぜひ検索してみてください。
エジプトの象形文字などよりも、トンパ文字はずっと絵に近いものです。
それゆえ、今後はもっと広がると推測されます。
商品ではキリンビバレッジの「日本茶玄米」の
パッケージにも用いられています。

渋谷や新宿を歩くと、いたるところに看板も認められます。文字が元気に踊っています。そんなイメージが、トンパ文字にはあるのです。
山本藤光2017.12.06

『夜ふかしの本棚』がいい

2020-12-26 | 妙に知(明日)の日記
『夜ふかしの本棚』がいい
『夜ふかしの本棚』(中公文庫)は、現役の作家が推薦する書評集です。中村文則はうれしいことに、安部公房『砂の女』を選んでいます。佐川光晴は自著『おれのおばさん』について書いています。目次では誰がどの作品を取り上げているかがわかりません。筆者はほかに、浅井リョウ、円城塔、窪美澄、山崎ナオコーラとなっています。最近読んだ書評本では秀逸なので、ぜひ読んでみてください。
山本藤光2020.12.26

368:とんちんかん

2020-12-25 | 新・知だらけの学習塾
368:とんちんかん
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
「ちんぷんかん」の語源を調べていて、似たような語の「とんちんかん」に行きあたりました。調べてみました。こちらには明確な語源がありました。「とんちんかん」は頓珍漢という漢字があてられています。

――鍛冶屋(かじや)で、師匠の打つ槌(つち)の音に合わせて入れる弟子の槌の音は、交互に打つので「トンチンカン」とずれて響く。このそろわない音から出たことば。(日本語語源辞典)

「ちんぷんかん」と違って、「とんちんかん」には明瞭な由来があったのです。
山本藤光2019.01.08

川上弘美『森へ行きましょう』文庫に

2020-12-25 | 妙に知(明日)の日記
川上弘美『森へ行きましょう』文庫に
■重い腰をあげて、年賀状の印刷をしました。100枚で所用時間は3時間。喪中が多く、印刷指定を慎重におこないました。会うことがかなわない友に、再会の日を楽しみに待つと伝えました。■川上弘美『森へ行きましょう』(文春文庫)が文庫化されました。著者の長編は久しぶりなので、大いに期待しています。帯によると恋愛と結婚がテーマのようです。これで年末から正月にかけて、読む本の選別が完了しました。
山本藤光2020.12.25

367:どんちゃん騒ぎ

2020-12-23 | 新・知だらけの学習塾
367:どんちゃん騒ぎ
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
新入社員の歓迎会シーズンです。むかしのように、酒席でのどんちゃん騒ぎはなくなりました。「どんちゃん」の由来は何なのでしょうか。いつものように調べてみました。

――歌舞伎などで、戦いの場面を盛り上げるために、鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らしたことから。(日本語知識辞典)

山本藤光2018.04.06

伊与原新『コンタミ 科学汚染』購入

2020-12-23 | 妙に知(明日)の日記
伊与原新『コンタミ 科学汚染』購入
■アメリカ大統領選挙の混沌は、ほとんどマスコミに報道されていません。不正を示す証拠は次々に明らかにされています。百田尚樹、篠原常一郎、及川幸久などの動画では、トランプの再選の芽が熱く語られています。しかしケント・ギルバードや上念司のトーンは、急にあやふやになってしまっています。ネットの論客は、「Y」の字の下から並走していたのに、最近では「Y」の上のようになっています。■次期直木賞の候補である、伊与原新の『コンタミ 科学汚染』(講談社文庫)を買い求めました。未読の作家ですので、最初にプロフィールを確認しました。バリバリの化学者でした。サイエンスミステリーには馴染みがないので、楽しみに読むことにします。
山本藤光2020.12.23

366:豚児

2020-12-22 | 新・知だらけの学習塾
366:豚児
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
立川談四楼『声に出して笑える日本語』(光文社知恵の森文庫)を読んでいると、ひんぱんに「豚児」という単語がでてきます。これは自分のこどもをへりくだっている言葉で、「愚息」や「愚女」ともいいます。では「豚児」の対義語はわかりますか。男児同様に何かの動物があてがわれているか、と推測しました。しかし答えは「小女」でした。「豚女」とはいわないようです。
山本藤光2018.06.24

馳星周のこと

2020-12-22 | 妙に知(明日)の日記
馳星周のこと
馳星周(はせ・せいしゅう)の新刊文庫『神の涙』(実日文庫)を購入しました。直木賞受賞のお祝いに、読むことにしました。馳星周とは「本の雑誌」創刊時代からのつきあいです。まだ坂東齢人として書評を書いていました。その青年がついに直木賞。感慨深いものがあります。馳星周は『不夜城』(角川文庫)を推薦しています。また書評家時代の著作としては、坂東齢人『バンドーに訊け』(文春文庫)があります。
馳星周について書かれた本は、次のとおりです。
――「別冊宝島」496号(2000.3.29発行):いまどきのブンガク
――解体全書neo(ダ・ヴィンチブックス)
――千街晶之:ミステリを書く(ビレッジセンター出版局)
――日本推理作家協会編:ミステリーの書き方(幻冬舎
――福田和也:作家の値うち(飛鳥新社)
――本の雑誌編集部・編:この作家この10冊(本の雑誌)
山本藤光2020.12.22