山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

417:防水加工と撥水加工

2021-02-28 | 新・知だらけの学習塾
417:防水加工と撥水加工
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
コートのコマーシャルを見ていました。「撥水加工」なる文字が飛びこんできました。そういえば、最近よく目にします。「防水加工」とどう違うのでしょうか。疑問が頭をもたげてきました。

みなさんは違いがわかりますか? ちょっとだけ考えタイム。

広辞苑で調べました。

防水加工:織物・紙・皮革などに撥水性の皮膜をほどこして、水を通さないようにすること。

撥水加工:布を構成する繊維を疎水化し、水をはじく性質を与える加工。

つまり繊維そのものと、皮膜をつくるの違いだったのです。

山内マリコ『あの子は貴族』を読むぞ

2021-02-28 | 妙に知(明日)の日記
山内マリコ『あの子は貴族』を読むぞ
■人権問題のある中国で、冬季五輪を開催してよいのか。五輪憲章に抵触すると、森降ろしをした野党議員からは、開催地変更の声は聞こえてきません。森問題よりもはるかに深刻な中国にこそ、声を上げるのは当然でしょう。■山内マリコは『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎文庫)を高く評価していました。ところが最近、『あの子は貴族』(集英社文庫)の評価が急上昇しており、映画も好調のようです。そこで遅ればせながら、書棚の奥から『あの子は貴族』を取り出してきました。奥付を見ると、2019年5月の初版ですから、2年近くそのままにしておいたようです。時間を見つけて読んでみたいと思います。
山本藤光2021.02.28

416:勉強

2021-02-27 | 新・知だらけの学習塾
416:勉強
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
値引き交渉のときに、商人は「勉強させていただきます」といいます。この「勉強」の意味が説明されていました。実は「学校で勉強する」という言葉以前に、商人が古くから「勉強する」を用いていたようです。「強いて勉める」から「勉強」という言葉が生まれました。―― 一歩を譲り相手(客)にトクをさせるのが商売に関しての努力であり、その精神的努力が勉強にほかならない。(『語源2・面白すぎる雑学知識』をまとめました)
山本藤光2018.10.22


「MOE」で「モモ」特集

2021-02-27 | 妙に知(明日)の日記
「MOE」で「モモ」特集
「MOE2021年3月号」(白泉社)には、エンデ「モモ」特集が掲載されています。挿絵の原画や著者のインタビュー記事など、「モモ」を愛する者には最高の贈り物でした。「山本藤光の文庫で読む500+α」で紹介している作品ゆえ愛着は人一倍です。楽しみながら、じっくりと読みたいと思います。
山本藤光2021.02.27


415:変換ミス

2021-02-26 | 新・知だらけの学習塾
415:変換ミス
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
よく変換ミスをやってしまいます。ずっとタッチタイピングの弊害だと思っていました。違いました。単なる緻密さの欠落。そのことに遅ればせながら、最近気がつきました。

これからご紹介するのは、何かで見たか聞いたかした「変換ミス」です。実際に私自身も「児童販売機」と、やってしまった苦い体験があります。

・「怪盗アンデス」(回答案です)
・「お客彷徨うトイレ」(お客様用トイレ)
・「妄想するしか方法がなかった」(もうそうするしか方法がなかった)
(以上は日経新聞06/12/26朝刊より)

ここまでは、出典が明らかなものです。笑いながら、メモを取ってしまいました。以下は別の書物で見たものです。企業人時代に実際に「カードは現金です」とのゴルフの案内状を受け取ったことがあります。

・「児童販売機」(自動販売機)
・「カードは現金です」(カードは厳禁です)
・「あなたの乱暴な朝鮮に、韓国したい」(あなたの乱暴な挑戦に、勧告したい)
・「会社が父さんした」(会社が倒産した)
・「母さん税が発生した」(加算税が発生した)
・「穴馬券は兄さんだ」(穴馬券は二、三だ)
・「先生攻撃あるのみ」(先制攻撃あるのみ)
・「ここでは着物を脱ぐ」(ここで履物を脱ぐ)
・「便座を飲んだ」(ベンザを飲んだ)
・「金玉蹴るな」(キンタ負けるな)

最後の1つは、九十九という歌手の作詞だと聞いています。出典がわからぬままの引用、ごめんなさい。かん便してください。
山本藤光2018.01.30初稿、2019.03.19改稿

『KAWADEムック:恩田陸』出た

2021-02-26 | 妙に知(明日)の日記
『KAWADEムック:恩田陸』出た
■昨日はインターネットの不具合で、ブログの発信ができませんでした。仕方がなく、ひたすら読書を続けました。夕方からネットへのアクセスができるようになりましたが、なんとも腑抜けな一日でした。■尖閣の危機に対して、政府はやっと毅然とした方針を打ち出しました。以下ヤフーニュースです。――政府は25日の自民党の国防部会・安全保障調査会の合同会議で、沖縄県・尖閣諸島に外国公船から乗員が上陸を強行しようとした場合、海上保安庁が阻止するために「危害射撃」が可能との見解を示した。■「KAWADEムック:恩田陸』が出ました。本書には、大森望、桐野夏生、小川洋子らとの対談記事があります。なかでも、大森望とは恩田陸の全作品を振り返るという企画対談で、非常に興味深く読みました。また桐野夏生とは、「三面記事から小説がわき上がってくる」といった趣旨の対談で、面白く読みました。恩田陸のムックは、以前に河出から出ていました。しかし今回の方が、内容が充実していました。」
山本藤光2021.02.26


414:ヘナチョコ

2021-02-24 | 新・知だらけの学習塾
414:ヘナチョコ
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
バレンタインデーに「ヘナチョコ」を贈った人はいないと思います。ところで「ヘナチョコ」の語源をご存知ですか。調べてみました。

――意味:未熟な者。語源:「埴猪口(へなちょこ)」と書いて、上等でない楽焼の杯(さかずき)。外側に鬼、内側にお多福が描かれていて、酒をつぐと泡立つという。明治時代に使われた語。(日本語語源辞典)

本物のヘナチョコは、まだ見たことがありません。でもヘナチョコの上司は、何人かいました。
山本藤光2018.03.07

阿津川辰海『名探偵は嘘をつかない』を読むぞ

2021-02-24 | 妙に知(明日)の日記
阿津川辰海『名探偵は嘘をつかない』を読むぞ
「このミステリーがすごい2021」の国内部門2位は、阿津川辰海『透明人間は密室に潜む』(光文社)とありました。1位の辻真先は常連ですが、2位の作家が気になりました。店内を探すと、『名探偵は嘘をつかない』(光文社文庫)がありました。まずはこちらを読んで実力拝見とすることにしました。ちなみに辻真先の1位作品は、『たかが殺人じゃないか』(東京創元社)でした。著者らしいタイトルに、思わず笑ってしまいました。
山本藤光2021.02.24

413:へそくり

2021-02-23 | 新・知だらけの学習塾
413:へそくり
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
「へそくり」の語源説はいろいろあります。私が採用したいのは、次の解釈です。漢字で表記すると、「臍繰り」ではなく「綜麻(へそ)繰り」と書きます。

――「綜」は機糸をかける道具で、それにかけた麻糸を操って糸巻きにすることを「綜麻(へそ)繰り」といったのです。町人の女房たちが内職に「綜麻繰り」をして貯めたお金を「へそくり」といったのです。(『目からウロコ!日本語がとことんわかる本』講談社+α文庫)

「臍」にこだわった例としては、臍の上に腹巻きをして、そこに金を隠したなどの説があります。
山本藤光2019.01.29

ムック『半藤一利の昭和史』出た

2021-02-23 | 妙に知(明日)の日記
ムック『半藤一利の昭和史』出た
■昨日は「竹島」の日でした。韓国に不法占拠されたままの竹島は、北方四島とともに日本の恥辱です。奪還できないのは、憲法の縛りによるものだけではなさそうです。政治家に気概がない。尖閣への対応をみれば、その点は歴然としています。■昭和の語り部・半藤一利氏が亡くなって、1ヶ月がすぎました。『日本のいちばん長い日』(文春文庫)など膨大な名著を遺して。なかでも『昭和史』『昭和史・戦後篇』(ともに平凡社ライブラリー)は、何度も読み返しました。今度、文春ムック『半藤一利の昭和史』が刊行されました。半藤作品と合わせて眺めるのには格好の一冊です。貴重な写真がいっぱいでした。大切に保管します。
山本藤光2021.02.23