昨日から国会代表質問が始まった。
それにしても日本は、とりわけ経済は、どうしてこんなになってしまったのだろうか・・・・。
先の政権与党である民主党は酷すぎたが、それは末期症状となってしまった中での失政の上塗りをやったからのもので、現在の状況の大半を作り出したのはやはり、自民党である。
民主党へ政権交代した時にすでに日本は海の底に沈もうとしていたんである。
だから、因果応報というが、その原因を紐解いて良薬を処方しないと、また同じことの繰り返しとなってしまう。
先の自民党時代の大きなツケは、まずこの国を借金漬けにしてしまったことだ。
国の借金は1000兆円を超えたが、そのうちの900兆円は自民党時代に上積みされてきたもの。
バブル崩壊後、日本の国には根深い問題が山積していたにも拘わらず、一点景気が悪いせいにして、公共工事が殆どの大盤振る舞いを繰り返してきた結果なんである。
ある程度インフラの整備は行き届いたのに、深い山の中の一日に人も車もあまり通らないようなところに公共事業をバラ撒き続けた。
インフラの整備とは防災や、東北復興を除いて、国民生活の向上に資することにより経済への波及・相乗効果を生み出すものである。
しかし、一定のインフラを終えていたのに、湯水のようにお金を注ぎ込んだのは自民党の道路族ではなかったか・・・・。
失われた20年の間に、公共事業で経済活動が良くなったタメシがあったろうか・・・・。
先進諸国で20年間も経済がマイナス成長だという国は世界中どこにも無いのである。
世界最高といわれる技術と、質の高い労働力を持っていながら、近年最も有望といわれるアジア市場にも近いのに、どうして成長ができないのか・・・・。世界経済の7不思議とされている。
さらには自民党は、長い間派閥の権力闘争に明け暮れてばかりいて、国家百年の大計を作れなかったことも大きい。
少子化といわれながら、こうなることは十分に判っていた筈なのに、大丈夫、何とかなるからと対策を何も講じてこなかった。
戦後生まれのベビーブームに生まれて、高度成長経済をひたむきに働いて日本を世界に冠たる一流国家に押し上げた団塊の世代が、大量リタイアする時点で、年金も医療保険もこのままでは回らなくなること位判っていた筈であるのに、
何も対策を講じることなく、制度は破たん寸前の憂き目にあっているではないか。
年金百年安心プラン・・・どこが・・・先の自公政権の坂口大臣の顔が不思議と思いだされる。
そしてその長期政権を許したのは我々なんである。とはいいつつも今回、民主党のあまりのていたらくに自民党に投票したのも事実。
厳しい冬を耐えて、咲きだす寒梅の清楚な美しさと仄かな気品のある匂いは、私たちの胸に切々と迫るものがある。
「アベノミクス」の政策にケチをつける訳ではないが、気持ちだけで景気がよくなる筈はない。
株価が現に上がり、為替が円安にふれて、それは大歓迎なのだが、元々上場企業の総資産に占める株価が低すぎたというのはありだと思う。正味の適正株価は12,000円くらいはするのが妥当なんだろう。
また巷間で喧伝されているハイパーインフレなど起こるはずも無いと思う。あれは戦争が終った混乱期の話である。
日本民族はそんなにバカではない。
しかし、デフレ脱却の錦の御旗は、消費増税実施のためのなりふり構わぬフラッグに見えてしまうのは私ばかりだろうか・・・・。
折しも、武雄では色んな改革が頭をもたげ始めた。
今までの常識は非常識というコペルニクス的な転換を図ったものや、
公務員制度の本丸に切り込むものもある。
お国よりも、むしろ地方自治体の方が進んでいるんである。
戦略の方が方法論より遥かに価値があるが、戦術論に翻弄されぬようしっかりと応援をせねばなるまい。
厳しい冬の後に、暖かで人々が自由にあふれる春が待っていることを信じたいと思う。
東京の半ば氾濫するような文化を少し故郷におすそ分けなさいませ・・・・。
最初は小さなイベントで、土地の人とじっくり熟成させながら育てていくほうが良いですね。
私たちも「温泉deビートルズ音楽祭」という町おこしイベントをやっています。今年で三年目、まだまだ地元の協力は限定的ですが、めげずに5年間は石にかじりついてもと思っています。
地域から情報を発信している気概があるからやれるのだと思っています。
コメントありがとうございました。
ただ、原則論としては日本は借金過多で、このままでは身動きがとれません。最後にしわ寄せと、高い年貢にいじめられるのはいつの世も民衆ということになりますね。
また3月29日にキャバンビートでライブ決定、よろしくお願いします。
「チャンネル桜」はYoutubeでごらんになれます。
インターナショナルだったとは、露知らずのんびり聞 いておりました。
知っておれば、聞く方も少しは緊張したのかも知れま せんね。 それこそ、「玉音放送」聞くみたいにですね。