風竿の「人生の達人」烈伝

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平戸二人旅

2015年06月29日 23時59分12秒 | 風竿日記

初めてデートした場所が平戸であった。

生月まで足を伸ばし、塩俵や大バエ灯台を巡り

サムソンホテルに宿泊

どうもこの土地は私達に縁が深いようである。

その平戸に久しぶりの小旅行。

少しは嫁さんの機嫌も直ったようである。

宝亀教会は明治11年に建てられ、その後明治38年に現在の教会が信者の手で建てられたのだと言う。

正面をレンガ造りで、後は全部木造建築なのだそうだ。

明り取りの円形の窓が母校の講堂に似ている。

ステンドグラスは建てられた当時のままだというから、よくぞ風雪に耐えて、今も尚、光と同調して美しい輝きを放っている。

別に私はクリスチャンではないものの、

教会内に入ると、神の存在を意識するほどに敬虔な空気がそこかしこに立ち込めていた。

西洋建築と和風建築が混在した、何とも云えない雰囲気を持った稀有な建物である。

そういえば平戸・生月地方は隠れキリシタンの地でもあり、多くの信者がかって弾圧を受けた所。

生月との間にある、中江ノ島にはキリシタンの処刑場があったと聞いた。

今でも霊を弔う祠があるのだという。

人が人を殺して良いなどということは一切ないし、あってはならないことであるが、平和国家たる我が国もつい400年前には、殺戮の歴史を繰り返してきた。

安保法制の見直しが議論されているが、少子化に向う我が国が辿らざるを得ない道に、徴兵制があろう。

死と直面するリスクを孕むことになる自衛隊に、けして親は出したくはないのが普通のセンスだから、

人が集まらぬのなら、諸外国が敷いている徴兵制に向うのは自明の理であろう。

力は力で抑えるしかなく、憎悪はまた新たなる憎悪を生んでいくばかり。

私達凡夫は、ただジョンレノンが作った「Imagine」の歌を唄うくらいしかないのだろうか。

そんなことを思いながら、曲がりくねった細い道を登った所に宝亀教会はあった。


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