信用金庫業界の会議で熊本へ出張していました。
今回も熊本は雨でした。
熊本城も雨に煙っている。
日航ホテルの1023号ルームからデジカメを構えるが、雨には敵わないんであります。
ピンボケ写真では断じてありませぬ。
毎年この時期は熊本で、九州に19ある信用金庫のカード推進をテーマとした業務担当役員の会議があるのだ。
そう、九州しんきんカードではJCBとVISAカードを取り扱っている。是非この際、信用金庫で利用して頂きたいものである。
今年も推進をしっかりと頑張ろうということで、夜は情報交換を兼ねた懇親会つき・・・・。
業務推進担当の役員さんばかりなので、皆さん頗るつきで前向きかつプラス志向、加えて元気がよろしいんである。
さて、会議では後半、中国の銀聯(ぎんれん)カードの取扱い加盟店募集のことで盛り上がった。
人口12億とも13億ともいわれる中国は驚異的な経済発展を遂げているのはご存知の通りなのだが、そのうち富裕層といわれる方々が約1億人いるということ・・・・。
つまりは日本の全人口規模がこぞって富裕層であるということなのだ。
そして国力の拡大と共に、日本を訪れる中国人の観光客は年々増加の一途を辿っているのである。因みに2008年度には遂に100万人を突破している。
ところが現金の海外持ち出しは、きつく制限されていることから、カードによる買い物が圧倒的に多く、しかも大体一回の日本観光で使うお金は、日本円で100万円はくだらないというのが定説になっているというんである。
残念ながら中国人の観光ルートは関東・関西に集中しているようであるが、九州も富裕層に対する高度医療の提供を目玉としたルート開発がなされようとしている。
また中国人観光客のニーズ・コンセプトは「古い日本文化」「温泉旅館」「新幹線」などが重要な要素となっていて、九州新幹線の開通に併せた、九州全域での取り組みが急がれるところである。
また平成20年度において香港・マカオを除いた純粋な海外旅行に出かけた中国人は何と1400万人に達しており、このまま順調に推移すれば年率10%成長している、東アジア最大の海外旅行市場になることは間違いのない事実である。
もう、今更に「新幹線西九州ルート反対」なんて云っているバカな自治体の首長さんは時代錯誤も甚だしいんである。
そのためにも観光地としてニーズを先読みするならば、中国の中央銀行である中国人民銀行が主体となって設立された銀聯カードの加盟店登録が不可欠なんである。
銀聯カードは中国を中心に香港・マカオなどの金融機関200行以上が加盟している決済カード(デビット・カード)でカードフォルダーは18億枚といわれる。
中国国内における加盟店は150万店,海外における加盟店は:現在約40万店、そのうち日本ではまだ僅か14200店しかなく、しかも関東・関西が中心となっている状態。
因みに昨年度の取扱高は約130億円となっている。
判らないことは私に直接お尋ねくださればご説明します。
武雄・嬉野の観光旅館・ホテルは加盟店登録をしておく必要があるでしょうね。
とまぁそんな色んな情報を勉強してまいったのでございます。
今夜は比較的真面目な仕事関連レポートでありました。おりこうさんでしょう・・・・。
最後に春がすぐそこまで近づいているのを実感しつつ
<!-- 桜の木下で 北村尚志 -->
この春も大切にうたっていきたいと思います。
月日の経つのははやいものです。
今年もまた流行らせましょうね。
ことあるごとに応援しますから。