風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

フェンスの向こうのアメリカ

2013年07月10日 23時59分05秒 | 風竿日記

8日火曜日はは、佐世保日米協会の総会・懇親会が

US Navy Sasebo Base Campの中の

Herber View Clubでありました。

正門ゲートで厳重なチェックを受けて、

晴れてフェンスの向こう側へ・・・・

ここは治外法権、アメリカ合衆国なんである。

日本の国なのに、何か異次元に迷い込んだような不思議な気分にさせてくれる場所なんである。

 ハーバービュー倶楽部・・・読んで字のごとし

まさに港の見える集会施設

滅多にないチャンスなので、没収覚悟でカメラを持参して、

堂々とパチリ、パチリと撮りまくったのだが・・・、

幸いなことに、スパイ容疑で国際指名手配されて、反米国に亡命するには至らなかった。

 ここは、佐世保市内でもVIPとされる人物しか入れない場所

5センチ位の厚さのランプステーキが食べられるレストランやバー、簡易カジノなどがある。

総会は出席できずに17時半からの懇親会に列席した。

スピーチをするこのお方がここの最高責任者の司令長官Charles W.Rockさん

とても気さくで素晴らしい紳士なのだが、2メートルは超そうという大男なんである。

こんな国と戦争をしたのだから負ける筈だと思った。

何しろ、彼らの食い物ときたら、半端ないカロリーと大きさ

トーフにオカラ、メザシばっかり食べていた我々とは光熱量そのものが根本的に違うんである。

だからという訳でもなかろうが、海兵隊は巨漢揃い

さすがのニホン・フジヤマ・ウタマロもジロリと睨まれるとタジタジになってしまう。

戦後の復興期に、力道山が空手チョップで巨漢のアメリカ人レスラーを叩きのめした姿に日本中が溜飲を下げたのも、むべなるかななんである。

壁には佐世保基地に寄港した船のエンブレムが掲げてある。

お世話になった場所や特別な人に贈られるとても貴重なもの。

これまでハワイに3回ほど行った以外にアメリカという国に触れたことのない私には、

見るもの聞くものが珍しくて仕方がない。

 

HEAVENというバーである。

ここで二次会をやって無税のバーボンウイスキーを呑んだ。

店内には勿論アメリカ人がくつろいでいた。

彼らも下を向いて夢中になって携帯をいじっていた・・・どこの国も一緒だ。

携帯電話から支配されてしまっている。

店内の「オスプレイ」じゃない「ディスプレイ」はいかにもアメリカ風で格好が良かった。

遠くで、EAGLESかなんかの音楽が聞こえていた。

そんな小さなことにもいちいち、「ホーッ」とか「オーッ」とか感動してしまうミーハーな私。

ここ三代ほどの佐世保基地の司令長官の顔写真

皆さん等しく、正義感に満ち溢れたアメリカンヒーローのスーパーマンであるクラーク・ケントみたいな顔をされている。

弾よりも速く、力は機関車よりも強そうなんである。

司令長官の執務室のある建物

いかにもアメリカらしい威厳のある風貌をしている。

その建物の前、日の丸と星条旗が仲良く翻っていた。

フェンスの向こうのアメリカは、何もかもが珍しく、何もかもが整然としていた。

日米同盟の名の下、思いやり予算の負担のことが頭を過ったのだが、最近のアジア外交の劣勢を考えると、寄らば大樹の陰かなあとも思う。

戦後は遠くなりつつあるが、以降1回も戦争をしなくて済んだのは日米安保のおかげでもあるのだ。

その間、我が国は戦後復興と経済発展に没頭できたことも見過ごせない事実。

快適な文化的な暮らしと経済力を手に入れたのち、国家戦略という目標を見失った今

フェンスの向こうのアメリカを観て見るのもいいと思う。

<!-- .柳ジョージ /// フェンスの向こうのアメリカ /// LIVE . -->

少なくとも「Give me a chocolate 」と云った世代ではないのだが、やはり幼いころ憧れの国ではあったアメリカ。

世界に冠たる戦略国家のアメリカを。


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