今年ほど忙しいライオンズクラブライフは無かった。
そんな中で、能力もないのに会長という仕事をさせて頂いたのだから、多忙は覚悟の上ではあったのだが、
それをただの勤め人がやるには、並大抵ではなかった。
年間を通して会員の拡大運動があっていて、勢力を倍に拡大
11月にはクラブの創立45周年の大パーティ
4月には佐賀・長崎地区(337ーC地区という)の年次大会を24年ぶりに武雄でやらねばならなかった。
その実行委員会が5回もあって、にも関わらずキャビネットからの指示は二転三転するし、
我々のクラブはホストクラブとして兵隊の役目を果たさなくてはならなかったし、もうヘトヘトになったものだ。
5月22日は献血運動で丸一日が潰れ
5月24日には九州全地域のライオンズクラブが佐世保に集結
複合地区の年次大会が開催、各県から2000人ほどのライオンズ会員がアルカス佐世保に集められた。
その夜は700人もの大晩餐会が九十九島観光ホテルで繰り広げられ、わがクラブからは10人が泊まりこみで参戦。
一夜空けて、昨日はまたその打ち上げで呑み会。
そして今日は、我々のライオンズガーデンの草刈清掃奉仕と例会であった。
それもあと1ヶ月の辛抱することと、頑張ってはいるのだが、
ライオンズ命という訳でもない、普通の人の私故に、ここまで時間を取られると、
「ライオンズで飯を食ってはいないのに。」
とまで思ってしまうことも、しばしばなんである。
サラリーマンライオンとしては、仕事の時間にヒビが入るのが一番困る。
「会社の社長さん方はいいよね。」
と云いたくもなるが、年金受給者で自ずと収入も限られているのに、クラブ員として頑張っている人もいるのである。
それで、私はいつもライオンズクラブから試されているのだと思うことにしている。
困難は自分の力を試されているのだと
ライオンズ精神は「We serve」という言葉に集約される。
すべて奉仕の精神を常に試されているのだ。
「君の奉仕の心はこれくらいなのか・・・・。」
と問いかけられているのである。
多忙になればなるほど、その試されているということが頭の中で、顔を持ち上げてくるのである。
大きな山は越えたが、色んな考え方がある人の集まりでもあるクラブを、一本のロープに纏め上げねばならない大切な仕事も会長としての大きな責任である。
そのためにはコミュニケーション能力も問われることになる。
無能な私にはとても重たい仕事であった。
それもあと1ヶ月である。
この一年、家庭にも職場にも迷惑をかけた。
自己犠牲とボランティア精神の葛藤、それを共有できる仲間達との語らいには分かり合える者だけがたどり着ける境地みたいなものもある。
ライオンズ馬鹿には絶対になりたくはないが、試されている自分には勝ちたいものだ。
4月には