退職の諸々の気疲れからか、はたまたストレスからか
血圧が120から160へと、一気に上がっていた。
それで目眩がしてたのだろう。
忙しかった5月、それに超を付けた6月
人間の暮らしではなかった気がする。
我が家のマッサージチエアで肩こりをほぐすのだが、全然効かないくらいに肩もガチガチに凝っていた。
妻も「ピアノ教室」に「絵音」と何かと忙しいらしく、顔色が冴えない。
それでも私の退職を黙って支えてくれている。
昨夜は帰ってくるなり、きつくて下着姿でゴロリと寝転ぶ私の肩を黙ってマッサージしてくれた。
そういえば、その昔、ばあちゃんがよく風呂上りにサロンパスを貼っていて、小さな背中をペタンと手伝わされたものだったことを思い出す。
そうだ、サロンパスを貼ればいいのだ。
発売以来80年にもなるという、ベストセラーの鎮痛シップの王者
さっそく妻に、肩の一番痛いところにサロンパスを貼ってもらう。
肩甲骨の裏側のところは一人では貼れないポイント。
こんな時に妻の有難さが身に沁みる。
三枚のサロンパスが貼られると、今度は手のひらで優しく撫でてくれた。
ヒーリングとでもいうのだろうか・・・・・。
もう56年前に忘れていた母の温もりがそこにあった。
痛いの痛いの飛んで行け・・・・である。
7月の送別会の案内が、また今日ご案内を賜り、さらに2ケ所増えた。
都合12回のお座敷に顔をださなくてはならない。
有難いことではあるが、
こりゃー、当分はサロンパスのお世話が必要のようである。
まあ、歳を取ったということでもあるのだろうが・・・・・。
サロンパスはずっとばあちゃんの匂いであったが、
そろそろ自分の匂いになりつつあるようなんである。