7月22日は私達夫婦のささやかなメモリアルデー
妻の46歳の誕生日にして、結婚1周年の記念日でもある。
一年前に行ったように午前中に武雄神社への参拝を済ませ、大楠の前で一年間の感謝のご報告をした。
絶対に、間違いなく、神が宿っていると確信する樹齢3000年の大楠を前にしていると、私達が夫婦で居られる時間というのは余りにも短い。
だからこそ、一日一時間、一分、一秒を大切にしなくてはならないのだ。
この地に根付いて太古の昔から人々の暮らしを見守り続けた大楠は、私達にそんなことを教えているような気がした。
柳腰のようで、どこか拘りの強い私など、特に業が深いので、もっともっと器を大きくして、妻を包み込む夫にならねばとも思わされた。
さて、この日を想定して・・・・
五島列島の磯釣りで猛暑の中、頑張って釣り上げた石鯛パーティを兼ねて、妻の両親と私の友人とでお祝いすることに
行きつけの居酒屋で気持ちよく料理して頂いた石鯛の美味しさは格別でありましたが、
頃合いを見計らってのバースデーケーキに、まるで子供のように喜ぶ天真爛漫な奥様の笑顔は、とても可愛いものでありました。
やはりパートナーの喜ぶ顔を見るのは嬉しく有難いものである。
そのために馬齢を重ね、日々生きているんである。
笑顔の連鎖を愉しみながら、相手のことを慮って
哀しみは半分こしあい、喜びは倍にして
健康に気を配り、暴飲暴食をつつしみ
つまらぬ意地などかなぐり捨てて、こころ素直に
日々何事も無く、平穏無事に、平凡に過ごすことの大切さを思う。
たとえ貧乏であったとしても、豆腐一丁買えればいい。
旅行などいけずとも、近所の公園にオニギリ弁当で出かければよい。
洗濯と布団干しをこよなく愛し
いい日差しが差し込み、いい風が舞い込むリビングで、愛犬と戯れ、妻と冗談を云い合いながら、
くったくもなく笑いあう、そんな平凡な生活の中にこそ非凡なる真理が隠されているような気がする。
ペアウオッチは、この先どれだけ一緒の時を刻めるのか
それは神のみぞ知ることではあるが、
妻にできるだけ淋しい思いをさせぬように、
与えられた命を大切にしながら生きていかねばと思わされた、妻の誕生日と、私達遅咲きの夫婦のささやかな結婚記念日であった。
わがままな淋しがり屋のつまらない男ではありますが、奥様どうぞまた一年間よろしくお願いいたします。
おてやわらかにね・・・・・。