風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

颱風

2013年10月07日 23時53分05秒 | 風竿日記

さきほど寝る前の台風情報では、どうも北部九州にとっては最悪のコースを辿りそうなんである。

60年にも及ぶ過去の経験から、九州の西海岸を通る台風は半端なく恐ろしい。

それは風台風だからである。

今は徳之島付近の海にいて、時速30キロで陸地を伺っている。

明日の夜半に北部九州に接近するのだという。

昔は石原裕次郎の映画ではないが、風速40メートルくらいなんでぇみたいに怖いもの見たさで

来るなら来てみろってんだ・・・・・。

と、いきがっていたときもあったが、

歳を重ねて、それでも猫の額ほどの小さな家を持つと、お願いだから来ないでと哀願調になるのも仕方がない。

そして、明日の最大瞬間風速は60メートルというんである。

一度だけその風速60メートルというのを体験したことがあるのだが、それは凄まじいものであった。

なにしろ、家の窓ガラスが内側にブワーッと曲がるんでアル。

今にも割れそうなのだが、ガラスもさるもの、じっと耐えてくれていた。

平成2年頃だったろうか、たしか台風19号だったと思う。

当時暮らしていた家の真上を通っていった。

不気味な台風の目の中にすっぽり入ったから鮮明に覚えている。

その台風は橘町の農道に建てられた大きな電柱を根こそぎ倒していったのだから、そりゃー恐ろしいものだった。

そのクラスがこちらを伺っているのだという。

すでに武雄の小中高校は全部休校となったみたい。

わが社の常務会も大事をとって繰り延べとなった。

明日は久しぶりに雨戸を下ろし、玄関に鍵をかけて、蟄居してお上のお沙汰を待つとしよう。

42年も前の、こんな歌まで思い出してしまったじゃないか。