パキスタンの若き人権活動家マララ・ユサフザイさんは、
女性の社会活動を認めず抑圧するタリバーンに反対する立場から、
自身のブログを通じて、女性の社会進出や子供に教育を受けさせる権利を訴えてきた。
昨年の10月、そのタリバーン武装勢力から登校中のスクールバスで襲撃を受け、
左半分の額を銃で撃ち抜かれ瀕死の重体から、英国の病院で奇跡的な回復をみせた。
15歳のときであったから、その時の恐怖は例えようもなかったろうと思わされる。
そのタリバーンの死の脅しにも屈することなく、前よりも私は惧れを感じなくなったと話した。
私には今は亡き、ネルソンマンデラ首相、キング牧師、ガンジー首相、マザーテレサがついているのだと・・・・・。
そして、今年の7月16日の誕生日に、撃たれてから一年も経たないのに、国連で演説を行ったのである。
それは、まずは銃よりも教育をという内容であった。
2011年の国連の統計では、全世界の戦地を中心に教育を受けられない子供が5700万人もいるというのである。
義務教育が明治時代に制定され当たり前のように教育が受けられる我が国では、信じられないことである。
その演説は教育の重要性を強く訴える内容で、銃撃にもひるまず、強い内容で私達の心を打つ。
もうマララさんのことは、広く知られているところではあるが、この拙い平和ボケしたブログに喝を入れる意味から
彼女の愛くるしく素晴らしいスピーチを記録しておきたい。
勇気を持ってタリバーンの脅しにも屈しなかった16歳の彼女に、心から賛同と敬服の念と、賞賛をおくりたい。
微力ながら、今後はあらゆる機会を通じて、彼女の活動を支援していきたいと思う。
文中の絵は私の大好きな東京在住の画家ムムリクさんのものです。