そもそも母方の祖父は納富と姓を名乗り、武雄に居たらしい。
菩提寺は西福寺であったから、きっとそうなんだろう。
その縁があってか、私は武雄に本店のある金融機関にお世話になったのだろうか。
若い頃は何も考えなかったが、最近は宿命という名の縁を感じるようになった。
爾来37年、武雄にただならぬお世話になってきた男なのだ。
今でこそ、武雄から車で10分ほど離れた、塩田町久間という静かなところに終の棲家を構えてはいるが、
一日のうちの三分の二は武雄で仕事をして、武雄で仲間と語り合い、武雄で呑んでいる。
友人も知人も、圧倒的に武雄の人たちなんである。
そして夜のスケジュールがない夜は、
家路に付く時に、必ずこの場所から武雄ん街を眺めて帰るのが、ささやかな愉しみ。
猫の額のような小さな街。
何にもない小さな街なのだが、
御船山の懐に抱かれた「この街」は、
若い頃からバイクにまたがり、重たい渉外カバンを抱えて走り回った街。
街々角々辻々に、私の汗と、色んな想い出が塗り込められている
そして実は心のマイホームタウンなんである。
さて、クリスマスの約束・・・今年のジョン・レノンズ・ナイトはこの曲を弾き語りで唄います。
<!-- 小田和正~my home town~ カバー -->
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