風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

徳山のお姉さま来たる

2011年01月28日 23時59分59秒 | 風竿日記

アフラックさんの金融セミナーで博多へ

いつもながら盛りだくさんのセミナーでありました。

でも私の期待は最後に登場された講師

徳山のおしとやかなパワーレディ前川育先生

本人はいたって普通の主婦と仰るけれど・・・・・。

このお方実に凄いんであります。

ご長男を小児性白血病で6歳で亡くされ、お父様も57歳、ご兄弟もガンで亡くされ、

ご自身も二回の胃がんと、甲状腺がんを罹病

現在もがんサバイバーとして闘っていられるのに、

周南いのちを考える会を設立され、ライフワークともいえる、

同じ悩みを抱える患者さんの、精神的な緩和ケアを行うという、

地域社会の貴重な支えとなって活躍されています。

一隅を照らす・・・こんな方が社会を支えているのだと思います。

尊いボランティア活動をなさっている芯の強い、しかしとてつもなく優しいお姉さま。・・・・だって僕より2歳年上なんです。

でも若いし、綺麗だし、可愛いし。素敵だし。

2年前の1月に同じセミナーの講師としておみえ頂き、

有難い出会いのご縁を頂き、今もご指導を賜っています。

その後、武雄市のがん撲滅推進市民決起大会の運営からスタッフまでのシナリオを書いて頂いたのでした。

現在の市政アドバイザーである東京大学放射線科教授の「中川恵一先生」をご紹介頂いたのも前川先生のおかげなのです。

友人のがん闘病にも色んなアドバイスを頂戴したのでした。

こんなに人のために熱くなり、無私の活動をなさるお方は滅多にいらっしゃるものではありません。

私はひそかに徳山のマザーテレサとお慕いしているのですが、その前川先生と、昨年の晩夏以来の再会を果たしました。

何と、東京のがん関連の会合から飛行機で駆けつけられたそうで、小さなお体の一体どこにそんなパワーが宿っていられるのかと思わずにはいれません。

今日のご講演は、今まで遠慮なさっていたご長男の死についてかなり詳しくお話になり、心の葛藤までありのままにお話いただいたのでした。

2年前に続いて、またしても先生のお話の間中、男泣きに泣きました。回りのおじさん達もこぞって泣いておられましたが・・・・。

そして、人生このままでいいのか・・・・

と、社会奉仕活動にファイトを燃やす新たな前向きなパワーを授けられました。

いずれ誰でもが死んでいく中で、だからこそ一日一日を大切に、なるべく人のお役に立っていきたい。

先生はご講話の中で二回このことを強調されました。

平易な言葉で優しく語り掛けられるそのお姿に、一切の気取りも、高所からの物言いもなく、見事に達観されている稀有な女性なんであります。

背筋をビシッと叩かれた思い。

徳山のお姉さまは本当に凄い人なんであります。 

武雄のレモングラスティーをお土産に差し出しました。

先生、ハーブティーみたいに飲んでくんしゃい。

パワーを分けて貰い、感謝でーす。