風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

じいちゃんの愛したさくら

2010年04月04日 23時59分59秒 | 花の日記帳

桜満開の見頃も今日まででしょうか・・・・。

日本中が桜で満ち溢れています。昔みたいに花見酒でフラフラのヨッパライは影をひそめましたが、その分しっとりと桜を愛でる習慣が根付いてきたように思います。

そうなると、案外、桜とは「切ないものだ」ということが判ってきました。

どうして桜は私たちの胸を打つのでしょうね。

武雄市内の桜山公園の桜であります。

ここも昔は遊園地があったところ。

往時を偲ぶものは何一つ残っていませんが、小学2年生の修学旅行は鹿島から武雄に来て、ここ桜山遊園地で遊んで、武雄温泉に入って帰るという日程だったのです。

鹿島幼稚園から始まって小・中・高と全部鹿島だった僕が武雄にご縁があるなんて、修学旅行に来た当時は思いもしませんでしたが、今ではすっかり武雄のほうが友人が多くなってしまいました。

実は母方の祖父は武雄人でありました。納富といいまして武雄には親戚もいらした由ですが、今はこちらにはいらっしゃらないようです。

じいちゃんが眠るお寺も武雄にありました。西福寺さんです。

そんなご縁で、亡くなった祖父が呼び寄せたのかもと思ったりもしました。

じいちゃんは「ター坊・ター坊」と、とても可愛がってくれたものでしたから・・・・。

ご縁に引き寄せられる・・・人の人生とは判らないものです。

そのじいちゃんも桜が大好きでありました。

たまに鹿島に来ると旭ヶ丘公園によく一緒に行ったものです。

その、じいちゃんもばあちゃんも、父も母も、誰も居なくなってしまいました。

時節が来れば黙って散っていく桜のように、やがて私も居なくなるのでしょう。

居なくなってもこのブログだけはウエブ上に残されていくのでしょうか・・・・。

上ばかり見ていないで、地表に目を移せば芝桜が満開でした。

この花も可憐で可愛くて、とても好きです。

花を眺めているといつもスーッと引き込まれてしまいます。

どうしてこんなに素敵なものが世の中にあるのか、一つの真実であり、極致であり、絶対的な価値観であります。

福岡のじいちゃんも花と盆栽が大好きな、優しいじいちゃんでありました。少し僕にもDNAが・・・・・。