久しぶりに鹿島の夜桜を見たくなった。
昔は花見酒のヨッパライが夜遅くまで大宴会を繰り広げていたんであるが、隔世の感あり、お嬢さんが二人外灯の下でバトミントンをしていたのみであった。
露店のおじさんも「まったく期待はずれバイ」とこぼしていた。
お面屋さんが店じまいしていた。8時過ぎから誰も来ないと嘆きながら・・・。
懐かしい、昔は月光仮面や七色仮面、赤胴鈴之助や鉄人28号のセルロイド製のお面がズラリと並んでいたものである。
昔、一日も休まずに通った母校の赤門もひっそり閑としていた。
心なしかふるさと鹿島は元気がないように感じられた。
そういえば呑み屋さんの活気も武雄に比べると、イマイチなんである。同じような街なのに何故なのか・・・・。
教育者や似非文化人に街づくりは任せられないのか・・・・。
究極、街が栄えるということは、色んな文化が雑多に混ざり合うのが一番なのだと、ふとそんなことを思う。
封建的な土地柄だと言われる鹿島であるが、出身者である私だからこんなことも言えるのであるが、少し刺激とインパクトのある蘇生策が必要ではないだろうか。
新しいリーダーにそれを期待したいものである。
桜だけは昔のように、そのまま咲き誇っていた。