21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

7つの大罪

2011年03月28日 10時34分53秒 | Weblog
キリスト教の考え方で、人が間違いを犯すキッカケとなる「感情」を指す。

7つとは、
①傲慢(pride)
②嫉妬(envy)
③憤怒(wrath)
④怠惰(sloth)
⑤強欲(greed)
⑥暴食(gluttony)
⑦色欲(lust)
である。


大地震の復興対応で、おそらく建設業界の業績は伸びる。
それへの「嫉妬心」は復興を遅らせる。

家庭教師が高い収入を得ている(としても、その)ことに「嫉妬心」を覚える人は少ないだろう。
高い収入は「求められる技術」を持っていることへの証明にほかならない。

授業料を支払っている側も、自力で学習するよりも、教えてもらった方が「費用対効果」が高い、最終的な利得が大きいと考えるから、支出するのである。



復興事業における「建設業界」の役割も似たようなものである。
「求められる技術」を持っているために、高い収益を得られるのである。

支払う側は、長期的に生産性を高めることができる。




当然のことながら、
政治家と癒着する一部のゼネコンが、復興事業を「説明できないほど」高い金額で引き受けるのは、間違っている。ゼネコン側も「⑤強欲」を抑えてもらいたい。

避難所で料理を無料でふるまっている一流料理人がいる。
無料で技術を提供する一流建設家もいて良いじゃないか?←テレビでは紹介されてないが。




地元の建設業界に資金が落ちるように、地方の政治家が圧力をかけているかどうか、見極める方法がある。
それは、「仮設住宅の建設」にボランティアが参加しているかどうか?だ。

仮設住宅の建設は技術的に難しくない。若い大学生とかがボランティアで参加すれば、すぐに仕事を覚えられる。
当然のことながら、無償ボランティアを使えば、全体的な費用は抑えられる。人員が増加すれば、作業も早く進む。
その代わりに、地元のゼネコンに入る金が減る。
そのため、建設業界に出来るだけ利益を供与したい自治体は、「怪我をする危険性」などを例示して、ボランティアの参加を拒否する。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。