21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

消費税の段階的引き上げ。

2010年02月14日 22時20分41秒 | Weblog
 この前、初めて「消費税の段階的引き上げ」がテレビ討論番組で議題になっていたのを見た。
 俺が気づくのが遅かったのかな?

このブログで「消費税の段階的引き上げ論」を初めて紹介したのは、2006年2月8日。
(http://blog.goo.ne.jp/fu-chine/e/456064d7b5513b34a0b964891b1bbb99)
すでに4年前には、政策論として論壇には登場していたことになる。

次に出てくるのが、2007年7月5日。
(http://blog.goo.ne.jp/fu-chine/e/850bc8e1605abdddd5291a725dc737a5)
この時には、かなりまとまった形で「段階的引き上げ論」を書いてある。

2007年7月と言えば、リーマンショック(2008年8月)以前で、アメリカ経済はバブルの絶好調。日本経済も輸出バブルに沸いており、インフレ率が上がり始めていた。企業業績の回復が著しく、法人税収入が大きく伸びており、増税の必要性は少なくなっていた。

俺が「消費税の段階的引上げ論」を見つけてから4年後の今、議論の出てくる時代になった。バブルは崩壊し、デフレスパイラルが再発し、税収も落ち込んでいる。

消費税を段階的に引き上げることで、個人消費者の期待インフレ率を引き上げられ、個人消費を活性化できる。小売企業は売り上げが伸び、プラスの影響を期待できる。そして、税収の増加を通じて国は財政規律を正常化できる。

 有権者にとっては、消費税が一度に引き上げられるのに比べ、税負担の増加を抑えることができる。
 選挙後、4年間で4%消費税が引き上げられ、政権党が責任を果たしていないと感じた場合は、政権交代を通じて、意見を表明できる。一度引き上げられてしまえば、もうどうにもならない、今までの制度よりも選択肢が広がるのである。

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