21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

民間 or 国営

2011年03月23日 22時26分48秒 | Weblog
現在起きている、放射能モレの危機的な状況からは一歩引いて考えてみます。


電力会社は、株式会社なのが良いのか、国営の方が良いのか?

客観的事実として、
国営の電力会社が、チェルノブイリやスリーマイル島の事故を起こしました。

東京電力は株式会社です。でも、行政機関が持っている株も多いです。


東京電力は、営利を求めている民間企業、ってことになっていますが、市場独占状態で電気料金を自由に決められる環境でも、比較的安い料金で電力の供給を続けてきました。過去、数十年間。

M9の地震、15mの津波への備えを起こったっていた点は、株式会社の東京電力だけでなく、行政機関の原子力保安院も同じです。



民間企業か行政機関か、その違いは運営に現れません。重要なのは、働いている従業員が高い意識を持っているかどうかです。



M9の地震と15mの津波が同時に原子力発電所を襲うことは想像できません。
しかし、チリやニュージーランドで、M8以上の地震が頻発していました。それを考えると、M10の地震が原発の直下で起きても事故につながらないように、対策を講じておく慎重さもあっても良かった。
津波に関しても、インド洋で22万人以上が犠牲になった津波が、7年前に起きたところであり、対策が強化されているべきだったと思える。

プロ意識が欠けてしまっているのではないか。


未曾有の大災害とはいえ、首都圏での大規模な電力不足は問題だ。
慢心で電力不足を起こしたのか、計画的な設備投資不足だったのか気になるところだ。

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