21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

リスク管理を持ち込む。。。

2008年02月27日 09時47分01秒 | Weblog
 リスク管理の基本は「全ての卵を一つの籠に入れない」と言うことで、リスクを最小化させる為には、投資を分散させる必要があるわけです。もし三つに分けた場合、そのうち一つの籠を落としたとしても、残り二つの籠に入っている卵は無事なわけです。「もっとも頑丈な籠に全ての卵を入れておけば、絶対に一つも割れない」という意見もあるかもしれませんが、リスク管理は「絶対はない」と言う悲観的観点に立って行われます。実際に絶対に壊れない「頑丈な籠」を身近で手に入れられるとは限りません。また、「頑丈な籠」が実際にあったところで、その価格が問題です。安い籠を三つ買って、その内一つの籠に入っている卵をすべて割ってしまうよりも、頑丈な籠の値段が高いのならば、その籠をわざわざ買う必要はありません。

 このリスク管理の考え方を恋愛に持ち込みます。そうすると「全ての愛情を一人にかけない」と言うことになります。つまり、恋人が一人しかいなければ、振られた時に全てを失ってしまうが、何人かいれば大丈夫と言うことです。もちろん「頑丈な籠」=「運命の相手」がすぐ傍にいたのなら、その人に全ての愛情を注ぐことも論理的なのかもしれませんが、そんな幸運に恵まれている人はいないでしょう。運命の相手を待っている間に時間が過ぎてしまったり、運命の相手だと思っていた人に裏切られることもあるでしょう。
 私は別に「二股・三股・四股・・・・」を常にかけておけと言っているわけではありません。でも、事実上の恋人は一人に絞っても、常に次があるように「異性の友達」を常に数人確保しておくべきです。確保と言っても、あくまで友人関係なわけですから、相手に実際の恋人ができる可能性もあります。そのため、異性の友人も念のため多い方が良いのです。少なくとも、友達の絶対数が多くなれば、人生は豊かになるでしょう。(八方美人なだけですか?)
 実際に、二股・三股と平気でかけられるぐらいモテると良いですね。クリスマスなどイベント事の際、一人の都合が仕事等で悪くなっても、他にも会える人がいるわけですから。現実そんな人は少数でしょうが、友達数人とでもワッと騒げれば十分でないでしょうか。
 まぁ、人脈を広げて、常に保険をかけておけば、何かと助かるものですよ。

このリスク管理の考え方は、子育てにも応用できます(か?)・・・・
 つまり、何かあった時のために、子供の数は数人より複数いた方が良いということです。子供は多数いた方が賑やかでいいですしね。(っていう意味じゃなく)1人の子にお金をかけ、塾・習事に行かせ有名校に行かせても、病気にかかる危険性もあれば、交通事故にあう危険性もあります。その点、たくさんいれば、ちょっとぐらい何かあっても大丈夫・・・(って、別に死んでも良いって意味ではなく)。
 子供がたくさんいれば、一人ぐらい落ちこぼれがいても、兄弟姉妹みんなで助け合うことによって、弱肉強食の社会を生き抜いていけます。。。。戦後の混乱期、ベビーブームが起きたのは、当時の親達がリスク回避のためにそう考えたのかもしれませんね。
 すべての家庭が子供をたくさん持てば、年長者の子供、もしくは近所の年長の子が、小さい子の面倒を見てくれますし、家事もしてくれます。チャイルド・ケア・センターやハウス・キーパーの数を増やすよりも、共働きの家庭の役に立ちます。それに、複数回出産するのならば、一回二回ぐらい失敗できます(ホントか?)。そのため、妊婦さんへの精神的負担も軽くなれば、産前産後の休暇の日数も減らすことができます。
 現代は、人生・子育てに「成功の法則」=「頑丈な籠」がある(と思われている)のではないでしょうか。そのため、リスク管理として子供をたくさん持つ家庭が減り、一人二人の子供に投資のすべてを傾ける家庭が増えている。と考えることもできます。。。。。経済学上の計算は別として、既に人口過密状態の日本でこれ以上、人口が増えてもらっても、現実問題として、困りますが。


まぁ、基本に帰って再考すると、相対的な人間関係に、絶対的な経済学を持ち込んではいけません。

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