今日のNHKスペシャル「マネー資本主義・第一回」 http://www.nhk.or.jp/special/onair/090419.html を偶然見てしまった。
番組の構成が「保守的」なのはNHKだから仕方ないとして、明らかにおかしな表現があった。
番組内でGDPと発行債券額を比べていたが、意味がない。GDPは「生産額」で、発行債券額は「資産額」だ。小学校の高学年の社会科の教科書でも「信用創造」が説明されていることが多い。NHKの、しかもスペシャル番組を作るような人たちには、そこの違いを知っておいてほしかった。
GDPと発行債券額を比べるのは、年収と借金の額を比べるのに近い。一見すると間違っていないようだが、大問題がある。
年収500万円・借金額1億円の2人がいても、片方の借金は遊ぶ金として消えていて、もう片方の借金はビルの建築費になって1億円のビルが建っていれば、この二人のおかれた境遇は全く違いものになってくる。
日本を代表するテレビ局の番組制作者には、この違いに気づいて欲しかった。
ただ単に、CDSの取引額の増加を追いかけるのではなく、その間の資産価格の上昇にも気を配ってほしかった。
番組の構成が「保守的」なのはNHKだから仕方ないとして、明らかにおかしな表現があった。
番組内でGDPと発行債券額を比べていたが、意味がない。GDPは「生産額」で、発行債券額は「資産額」だ。小学校の高学年の社会科の教科書でも「信用創造」が説明されていることが多い。NHKの、しかもスペシャル番組を作るような人たちには、そこの違いを知っておいてほしかった。
GDPと発行債券額を比べるのは、年収と借金の額を比べるのに近い。一見すると間違っていないようだが、大問題がある。
年収500万円・借金額1億円の2人がいても、片方の借金は遊ぶ金として消えていて、もう片方の借金はビルの建築費になって1億円のビルが建っていれば、この二人のおかれた境遇は全く違いものになってくる。
日本を代表するテレビ局の番組制作者には、この違いに気づいて欲しかった。
ただ単に、CDSの取引額の増加を追いかけるのではなく、その間の資産価格の上昇にも気を配ってほしかった。