21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

首相のトップセールス

2015年09月28日 14時49分18秒 | Weblog
国連会議に合わせて、世界中の首脳がアメリカに集まっている。

ボーイングで航空機を300機発注する等、中国のトップが「爆買い」で外交を進めているのに対して、日本の首相は「営業マン」としての活躍が求められるなど、経済力の差が明確に出た。


低成長に苦しんでいるとはいえ、経済大国である中国は、爆買いをする資金体力があり、アメリカ製品を大量に買い込むことで、親中外交を進めていける。

マイナス成長に落ち込んでいる日本経済では、アメリカ製品を大量に買い込むようなことは難しく、何とか日本製品を買ってもらえるようにトップセールスで営業をするしか手がない。


アメリカでの外交日程を通して、日本と中国の明確な差が出た。
経済大国として、中国は豊富な資金力を生かして、外交を進められる。
マイナス成長に落ち込んでいる日本は、政治的な外交よりも、経済的なセールス活動が中心になる。

 本音では、どこの国も、輸出を増やし、輸入を減らしたい。 日本外交は、自分たちの売りたいものを一方的に押し付けるだけ。 独善的なだけの交渉では得られるものも少ない。


 交渉相手の立場に立ち、相手方が売り込みたいものを積極的に受け入れるぐらいの「懐の深さ」は、無いだろうなぁ・・・。

「失われた25年」の経済的停滞は、「失われた30年」になるのだろうか?



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