21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

1990年比25%削減w

2009年09月08日 21時51分45秒 | Weblog
 民主党の目標は「2020年までに、温室効果ガスの排出量を1990年比で25%削減する」ことらしい。1970年代(エアコンが珍しい時代)と同程度の排出量になる。

 もう一つ、民主党は「製造業の派遣人材の活用」を禁止しようとしている。


この二つから導き出せる答えは「民主党は、日本国内から製造業を追い出そうとしている」と言うこと。

日本の工場は、1990年時点で既にエネルギー効率がかなり高かった。その時のレベルからさらに25%も削減するのは難しい。少なくとも巨額の設備投資資金がいる。市場が縮小する日本で巨額の設備投資をするぐらいなら、同じ資金・同じ技術を市場が拡大している東南アジアへの投資へ回したい。ってのが企業の本音になるだろう。

製造業派遣の話も同じ。派遣労働者の利用が禁止されて人件費が上がれば、コスト競争力が落ちる。日本に工場を建てる利点が減るわけだ。


個人的には民主党に賛成です。=「日本に製造業はいらない」って私も思います。
労働生産性の低い産業は日本に残らなくて良いのです。「working poor」って言葉があるけれど、「貧しくなるために働く」のは間違ってます。豊かになるために働かないと。従業員全員の年収を500万円以上に保てないような「生産性の悪い企業」は日本に無くて良いのです。社員をうまく使って、年間に1000万円以上(従業員一人当たり)の富を生み出せる企業だけに日本に残ってもらいたいです。

中国人は月収1万円で働いています。彼らと単純に仕事の奪い合いをすれば、こっちの月収が1万円になってしまいます。産業構造を再構築して、月収で40万円以上を支払える、そんな企業群を作っていくのが理想です。

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