21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

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戦後処理における日本の役割

2006年07月27日 12時53分55秒 | Weblog
 北朝鮮が自己体制の崩壊を望まない限り戦争は起きないと言われているが、それは決して「戦争」にならないと言うわけではない。 アフガニスタン/イラクの戦後復興(?)では、日本は大した役割を担っていなかったが、朝鮮半島で戦争が起き、その戦後復興が必要になった時、日本は同じ事を繰り返すのだろうか?
 まず、次の「朝鮮戦争」とその戦後復興とは何だろうか?  この答えは結構簡単だろう。国際化が進む中で、朝鮮半島/日本海周辺での軍事衝突を好む政府は無い。’朝鮮戦争’が現実になったとすれば、アメリカ/韓国/中国/ロシアは協力して事態の沈静化に取り組むだろう。下手に紛争を拡大化させ国際貿易を妨害し、国内の’ブルジョア’に革命を起こされる危険はおかせない。
 初期のミサイル攻撃による被害を除けば、戦後復興が必要になるのは北朝鮮の領域だけになるだろう。しかし、ソウルや東京が被害を受ける事になれば、日本/韓国は金融の重要地としての地位を失い、NY/ロンドン、もしくは香港/シンガポールに取って代わられる事になるだろう。大阪や釜山は世界金融の中心地になるには、容量が足りないだろう。福岡や済州島もまだ設備が足りない。対策が必要だ。しかし、日本/韓国の製造業はその多様性/市場競争力を考えた場合、”復興”が必要になるほど被害を受ける事は無いと思う。

 北朝鮮国内で戦後問題になるのは、「元軍人の再就職」「食糧支援」「経済支援」「都市再建(インフラの整備)」、、、のような所だろう。イラクの国内再建事情はアメリカ企業に独占を許してしまったが、それが再現される事が無いことを願いたい。復興事業はよく、地場産業の海外(からの資金援助)依存を生み出す。しかしこれは必ず、復興による増益を元手に復興を進める「持続可能な(独立した)発展/開発」を実戦してみせる良い機会になると思う。

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