21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

証券会社の努力不足

2007年08月03日 08時15分30秒 | Weblog
 オンライン外国為替取引(FX)の中間業者は、証拠金を低く抑えるのと、取引手数料を無料化すること、それに証拠金以上の損失が出た場合に強制決済をすることで、業績を伸ばしている。参加者は毎日、1万円から初めて終日パソコンの前で座ってパチンコ感覚で遊んでいられるから、ギャンブラーを多く引きずり込んだんだろうね。パチンコよりも(FX)の方が、運に左右される可能性が低く(新聞を読んで勉強したりすることで成績が上げられる)、一般的な勝率も高いからね。
 って、「口座管理/取引手数料無料」でどうやって収益が出るのかと言うと、「強制決済」のおかげだと思う。強制決済制度のおかげで、利用者は損失の拡大を怖がらずに取引をすることが出来るけれど、業者にとってみれば、一瞬でも証拠金以上に損失が膨らんだ瞬間に強制決済をしてしまうことによって、その後の値動きで生まれた利益をとることが出来る。問題は、証拠金で何倍までの取引を顧客に認めるかだけれども。。。。オンライン取引のシステムを管理する費用ぐらいは何とか出るでしょう。

 一転、日本のギャンブル市場(競馬/競輪/競艇/パチンコ/宝くじ)の収益は70兆円に達するらしい。その一方で、日本中の証券会社の純益を単純に足し合わせても70兆円は達しない。ってまぁ、取り込めていてもおかしくないギャンブラーを証券市場は取り込めていないと言うことだよ。ギャンブラーは興奮を得るためになら、損をすることを厭わない(?) 重要な優良顧客だと思うんだけどなぁ。

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