21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

アフガニスタンの再建

2006年02月26日 06時42分07秒 | Weblog
多国籍軍のアフガニスタン侵攻後、復興は予定どうり進んでいる様なイメージを持っていたけど、どうもそうじゃないらしい。
 アフガンでは、タリバン占領下で禁止されていたケシの巨大栽培地になっており、それから生産されるアヘン等の密輸が、地方軍閥の主な収入源になっている。開戦前の大多数の予想どうり対タリバン戦の終結後、北部同盟は事実上、内戦状態になっているわけだ。それが追い風となって、ゲリラ化して殆ど消滅しかけていたタリバンも少しずつ勢力を盛り返してきている。今後、国民の間で「タリバン以外に国を統治できる勢力はいない」といったイメージが定着してしまえば、アフガニスタンでは戦争前よりもひどい独裁政権が誕生する可能性がある。 そうなってしまえば、現実にアフガン侵攻を実施した多国籍軍パーティー(日本も含め)は、内政に全く関与できなくなる。 過去に日本はアフガンの最大の援助国だったことがあるらしいが、それは完全な過去だけの話になるだろう。
  どうすれば良いのか。。。。幸い、アジア諸国、とりわけ中国には4千年の歴史があり、その分だけの歴史書がある。そして、日本にも歴史とそれに培われた知恵がある。「歴史は繰り返す」のなら、対策も歴史から学べば良い。 本当は、戦争終結直後にそのことに気付いて欲しかった。

 要は、地方軍閥に「戦時招集」を出して、国中に散らばっている軍人達を中央に集めてしまうことが先決である。幸い、タリバンが勢力を回復させているのは、その役に立つ。その上で、(中央政府に軍事力が無いのが問題になっているようだが)お互いの力をうまく拮抗させた上で、全ての軍人を「国軍」「職業訓練参加者」「民間企業」に分けてしまえば良い。

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