21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

都心のアンテナショップ

2016年01月23日 21時16分23秒 | Weblog
地方名物に好物ナシ
名物は聞くに名高し食うに味なし
名物に旨い物なし

と昔から言われているように、アンテナショップには B級品しかない。
物珍しい物はたくさんあるから、行くと脳の刺激にはなるけど、3年に1回ぐらい行く感じでいい。

商品の開発力・供給力なら、今の時代、コンビニが最高
もしどっかの片田舎に旨い菓子があったとして、本当に旨いのであればすぐに全国のコンビニで販売されるはず。 わざわざアンテナショップまで行く必要はない。

地方のコンビニに行けば、その地域でしか売っていないものもある。 でもそれは「地元の味」ってやつで、わざわざ都心で食べたいものではない。


 地方自治体のアンテナショップが都心で増えているのは、地方公務員の「天下り先確保」ってのが大きいんだろうな。 土木系の公共事業が減って今までの天下り先が経営難になる以上、他に天下り先を確保する必要がある。 「地方創生」って掛け声で、振興策には予算が付きやすくなっているから、丁度いい。 ついでに言えば、地元自治体から離れて都心で税金を使って天下り生活をすれば、監視の目も少なくて贅沢ができるって話だ。

 都心の一等地に出店すれば、不動産コストや人件費などがかなりかかる。 地元自治体への予算請求を水増ししたところでバレにくい。 基本的に田舎の自治体は、都心出店の「適正コスト」を知らない。


 アンテナショップの目的が「利益を上げること」ならばコスト削減に追われて天下り生活も楽しめないだろうが、ほとんどのアンテナショップは「広告塔としての役割」が強調されており、収益性は重視されていない。 赤字が出ても地元自治体が税金で埋めてくれる。 「天下り先」として最適の環境だ。


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