21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

イラク再建に必要な

2007年07月05日 06時35分00秒 | Weblog
 米大統領のイラク政策は失敗していて、ブッシュ大統領の支持率の回復も絶望的にも関わらず、米政府がイラク再建を国際連合とかに’外注’しないのは不思議だ.確かにスーダン/ダルフール紛争でアフリカ連合は大した成果を上げていないが、アメリカのイラク政策に比べればましだ。アフガニスタン復興を他の中央アジア政府に、イラク復興を他の中東政府に’外注’しても良いんじゃないかと思う.復興費用そのものも、アフガニスタンの場合は天然ガスのパイプラインから、イラクの場合は油田から入ってくる。それにアメリカ政府にしてみても、既に死ぬ覚悟が出来ている連中相手に現地で対策をとるよりかは、利権を守りたがっている他国政府に圧力をかける方が楽なはずだ。。。。。。ライス国務長官は、負けず嫌いなのか何なのか、まだアメリカが中心になって復興政策を進めて行けると思っている.本当なら、大御所は一歩下がって口だけ出しておく方が、失敗しない分、格好がついて良いんだけどね.

 イラクの再建に必要な事は二つ。治安組織の民営化と中東での石油精製能力の強化だ。
まず、一つ目の治安組織の民営化は(表面的に、’軍人’が死ななくなる分、’戦死者の数’を減らせるだけでなく)、治安組織に経済的意欲を与える事によって、士気を高める効果がある.それに警備会社などと協力し、傭兵を活用できるようになる。無能な指揮官の下で、目の前の敵を倒しても治安の完全が望めず、いつ死ぬかわからない恐怖感に襲われている兵士はもういらない.
次は、中東での石油精製能力の強化.これは、マクドナルド理論に基づいている。石油の精製能力が伸びる事によって、’原油’を輸出する機会が減り、’石油製品’を輸出できるようになる.これで、収入を増やせ、復興費用をまかなう事が出来る.まだ、精製施設等’インフラと投資の重要性を示す事が出来る.

はて、はて、

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