21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

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敦賀原子力発電所1号機

2010年02月25日 11時29分00秒 | Weblog
日本初の原子力発電所・敦賀1号機は、最初40年間利用する計画で設計・建設されました。今回、福井県知事・西川の許可を得て、40年を超えて営業運転することが決定されたようですね。

福井県・若狭湾岸の原子力発電所で事故が起きれば、敦賀市内・福井県内にとどまらず、滋賀・石川・京都・大阪・奈良の一部でも人が住めない地域が出てきますが、営業運転の延長を福井県知事が決めるのはすごいですよね。
と言っても、敦賀1号機が営業運転を停止すれば、関西電力は電気の安定供給が出来なくなり、大阪・京都では停電が頻発することになるわけですから、関西人で原子力発電所の営業運転に反対する人はいないでしょう。


今まで、西川知事は「美浜原子力発電所」の事故や「高速増殖炉ふげん」運転再開場合には、見返りとして「北陸新幹線の延長」や「舞鶴若狭自動車道の延長」を求めてきましたが、今回の敦賀1号機の営業運転再開には「何もない要求していない」と思っていました。


そしたら、2月25日付け日本経済新聞の22面・23面の見開き広告を見つけました。監修は「福井県文書館」で、企画・制作は「日本経済新聞クロスメディア営業局」ですが、協賛が「関西電力」になってます。

敦賀1号機の営業運転を認める代わりに、朝刊・全国紙に見開き広告を載せさせるとは、さすが西川知事です。


まぁ、あんな見開き広告を見て、「福井県に観光に行きたい」、「福井県に移住したい」って思う人はいません。福井県民の税金を使って、見開き広告を載せていたら、「無駄遣いだ」と大問題になるでしょうが、関西電力の金であれば問題ありません。

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