21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

水は儲かるのか?

2006年01月20日 16時30分21秒 | Weblog
 最近はボトル詰めされた水が売られているのも、もう当たり前だ。最近では差は縮まってきたが、まだガソリンに比べると1リットル当たりの水の値段は高い。水の販売に、「地層調査~ボーリング~パイプラインの建設~タンカーでの輸送(地球半周分)~販売所(ガソリンスタンド)での安全体制の整備~危機管理のための社員教育」間で必要になる事はないだろうから、「水」は結構儲かってるんじゃないかと思う。 
 美容の為の海外(フランスとかスイスとかヨーロッパ系?)産の水は、現地で組んで来るだけにも関わらず、結構、値が張る。私は、原価がいくらかも効用があるのかも知らんが、儲かってそうな気がする。
 まぁでも、日本でも水を「湯水のように使う」わけは行かなくなってる。とりあえず、「水道料金」ってものがある。一説には東京で「人間らしい」生活をする為には150万円近く1年に必要らしいが、水費もそのうちに含まれていると思う。 市場原理で「綺麗な水」は供給量が減るに従って、値段が上がって行くのだろう。何てたって、北アフリカ・中東・中央アジアには、「湯水のように使える」水は無い。だいたい井戸を掘ったり、地下水路で遠距離を運んできたりしている。それを考ええると、日本の状況もかなりそこに似てきた。上水道の水は水道管(地下水路パイプライン?)で各家庭まで運ばれてきている。砂漠で水の供給の活動しているNGOは、住民が管理組合を作る支援もした上で、掘った井戸や通した水道管(パイプライン?)の維持管理費を使用者に請求して、水の大切さが分かるようにしているらしいけど、そこも日本国内と一緒だ。

 そこを思うとちょっと想像してみたくなる事がある。それは、各市町村にある水道局の(統廃合を含めた)民営化だ。別に国内での彼らの活動がどうなるかは気にしないで欲しい。何てたって、JT・日本煙草は、収益の大半を輸出で稼ぎだすようになってきたし、JRも海外への技術提供(何で海外に直接進出しないのかが疑問だけど)もあって、郵便局の世界金融機関/運送業者化も想像が難しくない。えっ、NTTの世界通信業者化??? そんなの知らん。 、、、でも、日本道路公団の世界進出に比べればまだ想像できるかも。通行量にあんな高い金をとる会社の道路は、日本以外の国にあったら誰も通らん。奴らの造る新しい道路を通る奴がいるとしたら、貧乏人を馬鹿にしながら日々の渋滞の迷惑に腹を立てている上海かどっかの金持ちぐらいだ。道路もあんな通行量が高いやつは、発展途上国でもインフラをしての機能が弱すぎる。ここで断言してやる。日本道路公団が海外進出を始めるとしたら、彼らはODA予算管理者と癒着してる。(笑) もし、農林水産省や国土交通省が民営化/海外進出をするとしても、背景は似たようなもになるかも。
 そんなこんなで、日本の水道の海外進出の利益はどうなるかを考えるはずだった今回は、、、、、話を元に戻します。
 発展途上国に、民営化した水道会社が入り込むとすると結構面白い事になりそう。日本の外交力(中身は経済力?)を背景に、(石油・天然ガスみたいに)国境を越えて、パイプラインで水源地帯から水を運び込む事も出来るだろうし、株式を発行した資本(日本の水道事業を独占している企業の時価総額って幾らになるんだろう?)で、ダムを造るとしたら結構でかいのも造れる。それこそ世界地図に載るような。そっからパイプライン(河川に比べて水の蒸発が無いのが良い)が伸びれば、世界の水不足問題も解決するだろう。あと、ダム自体を洪水の多発地帯に作れば、水の単価を下げれる上に、洪水地帯からの避難(立退)費を住民に払えるようになる。(響きは良い様な悪いような?)
 お~、これは地球温暖化で多雨地帯を乾燥地帯の差別化が進むと言われている問題の良い解決方法だ。

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