21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

お題「資産運用はしていますか?」

2016年02月16日 21時45分36秒 | Weblog
「資産運用」とはいかなくても、「資産防衛」はしないと。


米ドルが80円だったのが120円に値上がりして、
320万円だった年収は、4万ドルだったのが2万7000㌦以下に減った。

米マクドナルドに行って10㌦のセットを注文するのに、
以前は800円で良かったのが、今は1200円無いと足りない。


何もしていなければ、
60万円の貯金も、7500㌦だったのが5000㌦に減っていただろう。

貯蓄は米㌦にしておいたおかげで、7500㌦の価値を維持してくれた。
助かった。


日本銀行が無尽蔵に現金を印刷し続ける以上、日本円の価値は下がり続けるかもしれない。
当面の生活費分は日本円で持つとして、将来への貯蓄は米㌦にしておくに限る。

給料が30%以上減っているのが厳しい。

アベノミクスの限界

2016年02月16日 21時27分23秒 | Weblog
 日本経済の「失われた10年」は「失われた25年」になり、「失われた30年」になろうとしている。 地方自治体が名目上「資産」として扱っている公共施設の多くは、実際には「負債」だ。存在しているだけで資金を浪費するが、全くの見返りがない。

 過去に3万8000円を超えていた日経平均株価。 今は1万6000円前後だ。25年間をかけて半分以下に下がってしまった。

 アベノミクスを唱える安倍首相が初当選したのは1993年? 当時の日経平均株価は2万1000円前後だ。 今よりも5千円ぐらい高い。安倍首相の政治家としての歩みは、日本経済の停滞とともにあった。
 「経済政策最優先」であるならば、総裁任期が切れる前に日経平均株価が2万1000円以上で安定するところまで持って行ってほしい。

 「失われた25年」からの脱出を宣言するのであれば、やはり日経平均株価で3万9000円は超えてもらわないと。
 日本経済が失われた25年で苦しんでいる間に、諸外国の株価指数は3倍以上になっている。それを考えると、「景気の完全回復」を宣言するためには、日経平均株価10万円前後が基準になるのでは?


 「アベノミクス」と唱えているけれども、この3年間で日本のGDPはほとんど増えていない。日本円換算のGDPは増えていない。米ドル換算のGDPは30%ぐらい落ち込んでいる。
 この3年間で進んだのは、株高だけ。

 日本人労働者の収入は、日本円で見ると少ししか減っていないけれども、米ドルで見ると30%以上減っている。

 過去3年間の「アベノミクス」とは、つまり
円安の進行
米ドル換算での従業員給料の減少
日本円換算での企業収益の向上
株価の上昇
ってこと。


つまり、
 日本人労働者が日本円での給料支払いを受け付ける限り、日本銀行は無限大に現金の印刷を続けられるし、円安もさらに拡大するし、株価もさらに上がる。
 日本円で計算している給料がちょっとぐらい上がったところで、あまり関係ないか? それでもやっぱり給料上昇はありがたい。