21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

失敗から学ばない

2011年10月19日 22時49分02秒 | Weblog
財政問題の解決策は無数にある。

「だから財政破たんはしない」ってことはない。

むしろ解決策が豊富にあるからこそ、どの対策を採用するかモメる。

結果として、財政破綻する可能性は高いと言える。




第二次世界大戦は敗戦だった。

今から歴史を振り返ってみると、立ち止まり決定的な敗戦に陥る前に取れた対応は多かった。

しかし、結果として、当時の政府はほとんどの対応を取らなかった。そして敗戦に至った。

当時を生きていた人の中にも、敗戦を予感し、食い止めるための手立てを考えていた人は多かった。しかし、彼らは考えていただけで行動に移さなかった。そして「敗戦」となり数百万人が犠牲になった。

イタリアでも、ドイツでも、国内に反政府活動が広がった。連合国が入ってくるまで、中央政府を倒そうとした国民はいなかった。

今でも同じである。政府を変えようとするほどの「大規模なデモ」は起きない。





私も傍観者である。対策を持っていても行動には移さない。結果として国家は破綻するかもしれないが、それでも私は傍観する。





「総評論家時代」ともいわれる。傍観者ばかりが多く、実践者がいない。
思考を重視する朱子学を捨てて、行動を重視する陽明学を取り入れる必要がある。