21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

超低空を彷徨う長期金利を見よ。。。。。

2007年11月11日 16時30分51秒 | Weblog
短期的な金融関係のことはあんまり書きたくないんだけど、今日は11月11日だし、日米株価もそろって暴落した直後、円高で’買い’を控える空気が強いみたいだから。書いても『~傾斜版~』としての不思議さが出るから良いか。


いくら米国でサブプライム・ローン問題が焦げ付いているからって言って、いくらこれからクレジットカード関連の焦げ付きが目立ち始めるだろうからって言って、米国の長期金利(10年・30年もの)の金利は低すぎる。もう4%を切ろうとしているんじゃないか。且つ、この米ドルを受けて、アメリカの輸出額が史上最高を記録する可能性もある。米国内企業が(金融業を除き、製造業を中心に)、売り上げを伸ばし、低めの金利を背景に投資額を伸ばす可能性が強いのに、今のNY株式指標は(金利に比べて)低すぎる。さき半年、個人消費は冷え込むかもしれないが、その後、企業投資の増加と新規雇用の創出で米経済は成長を続けるはずだ。ーーー時間軸では、その前に、クレジットの焦げ付きが問題になるが。

日本経済についても似たようなことが言える。長期金利が1.5%を切りそうな現状に、日経平均の金額は似合わない。緩やかながら、経済成長が続く中、金利がそこまで低くなれば、企業は再編だろうが競争力強化だろうが、何にだって投資できる。。。。その投資そのものも経済を引っ張り上げるはずだ。先三週間で日経平均で5千円上がるだろう。


 きっと、週末の雰囲気を引きずって、12日の株価は下がる。問題はそこからだ。