21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

タミフルの使用中止を、

2007年03月21日 11時43分38秒 | Weblog
 タミフルを服用した未成年者の以上行動が次々と報告されている。医療機関は直ぐにでも、タミフルの使用を完全に中止するべきだろう。
 タミフルが無ければ,インフルエンザは治療できない。しかし、元々数年前まではインフルエンザは患者が体力だけで直していたものだ。治療薬タミフルを使わなくなった所で,少し後戻りするだけだ。
 確かに、インフルエンザの治療が遅れれば,脳症/肺炎等の深刻な病気を併発する恐れが、タミフルを使用する危険性よりも高くなり、死亡したり障害を負ったりするする患者の数が増加するだろう。しかし、それで医療機関の評判は落ちない。
 現在のマスコミ報道の状態では,タミフルを未成年者に使用して、彼らが以上行動を起こすのに比べて,タミフルを使用せずに彼らを見殺しにする方が、医療機関の評判が傷つく可能性は低い。医者と言っても人間だ。評判が悪くなって,職場が無くなれば,自分達が食べて行く事自体ができない。ここは一つ,涙をのんで見殺しにするべきだろう。

 過去には、「枯れ葉剤(DDT)」が使用禁止になった過去がある。マラリアを媒介する蚊や、その他の伝染病を媒介するノミ/ダニを駆除するのに、枯れ葉剤は大変に効果があった。そしてマラリアによる死亡者の数に比べれば,枯れ葉剤によって障害を負った乳幼児の数は数えられるほどしかいなかった。そう言う背景の中で,イメージを悪化させたために,枯れ葉剤は使用禁止になり,今でも毎年数十万人が発展途上国で,マラリアを原因として亡くなっている。エイズと違い、感染者は確実に短期で死亡するために、この指標が増加しないことも災いした。(感染者がそのまま長生きいていてくれれば,「総感染者数」が増加して,広告効果が上がる)

 医療機関にとっては,信頼/信用/評判が命だ。新薬/タミフル/予防接種・活動で障害者を出す場合に比べて,「重病」に罹ってしまった患者を見殺しにするほうが、日本社会にとって響きが良いのなら,タミフルを即刻使用中止にするべきだろう。

己の欲せざる所, 人に施す事なかれ

2007年03月21日 10時26分43秒 | Weblog
 って、まぁ基本的な考え方です。と言っても、学校・教育機関にではこの考えは当てはまらないと言われるのが当然でした。教員本人がやりたくないような宿題や、受けたくないような授業も、指導・学習と言う名目でまかり通るのが当たり前の世界になっていた。 しかし、これは本当なのか?
 教育は次世代の育成のためにある。彼らの能力を伸ばすために教育はあるべきで、効果がある以上、教員の自己向上のためにも役に立つはずだ。変化が激しい21世紀の教育現場で、これ以上の能力の向上は必要ない等と思っている自己満足的な指導者は直ぐに時代遅れになる。今は’生涯学習’が求められる時代だ。その上、’老化防止’の為の筋トレ/脳トレが推奨されている時代でもある。
 30年後の社会で生き残るための能力は、子供達に必要にされているが、大人達にとっても必要であることには変わりがない。にもかかわらず,学校に教員が児童と一緒に参加したくない授業があるのは何故か? それは教育機関として、将来を見据えられていないと言う事か? それとも、教員個人が自分の将来に諦めを持っていると言う事か?
 さすがに、運動部の指導者に、ずっと部員と一緒に走っていろとは言えないが、大人と言っても体力の衰えを防ぐために最低限の運動が必要だ。自分に体力をつけるためには、必要がないと思っているような練習は人にもやられるべきではない。
 教育機関の指導の内容は,指導者側が「自分達が教わる側でないことを後悔する」ような内容でなければならないのではないだろうか?