21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

タミフル使用中止の経済効果?

2007年03月22日 10時36分35秒 | Weblog
 タミフルは、インフルエンザの特効薬と言われているだけあって,治療効果が高い。通常ならば,最低一週間は発熱が続くところが、2/3日で治ってしまう。当然ながら,その分、解熱剤や栄養剤の使用量が減る。そうなれば,解熱剤の副作用の症状を抑えるための薬も必要なくなる。
 逆を言えば,タミフルの使用を制限することで,解熱剤/栄養剤等の売り上げが伸びることになる。当然,医療機関の売り上げも伸びる。そして、発病者の通院期間が長くなれば,その間の交通費も膨らむ。
 エイズでは,感染者は死亡もしなければ,完治もしないために,長年にわたって,発病を抑えるために莫大な時間と費用をかけることになる。
 タミフルを製造/販売している製薬会社にとっては使用中止は痛手だろうが,全体として,正の経済効果はかなり大きいことになるのではないだろうか?
 負の要因としては,病気が長引くために、感染が拡大する等して,完全に労働力を生かしきれないことが考えられる?