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畠中恵 『やなりいなり』

2013年12月29日 | 読書

畠中恵 『やなりいなり』



しゃばけシリーズ第10弾。
もう10作目なのだと、改めて思って、驚き。

江戸の大店である廻船問屋兼薬種問屋の若だんなである一太郎が主人公。
病弱で寝込んでばかりいて、長崎屋の手代でもある、佐助や仁吉などの周りの者を心配させている。
一太郎の祖母は、大妖であった為、若だんなは妖を見ることができた。
若だんなの部屋には妖がいるし、佐助や仁吉も妖であった。

今回は江戸の料理のレシピが各話の冒頭に載せられていて、
面白い趣向でした。

ラストの話「あましょう」はとても切なかったですが、
他の作品も相変わらず、ほっこりとしています。