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小野不由美 『丕緒の鳥』

2013年07月17日 | 読書

小野不由美 『丕緒(ふしょ)の鳥』



十二国記シリーズ。

12年ぶりの新刊です。
正直、もう出ないのかもしれない・・
と、思っていました。
といっても、私は12年も待ってはいないのですが。

これまで講談社で出版されていたのですが、現在、新潮社で完全版として新装発売されていて、
とうとう新刊が出ました。

この『丕緒の鳥』は、4作から成る短編集です。

今までの長編の続きではないのが、残念でしたが、それでも、この短編には満足。
久々の十二国記の世界を堪能しました。

今まで王と麒麟(王を選び王に仕える霊獣)がメインが土台の話でしたが、今回は民たちの話。
王が不在で荒廃した世界、国が徐々に傾き、苦しむ民。
かなり重い話が続きました。
一作以外は、新王が立ち、これから国が良くなっていくことが示唆されていて、良かったです。

どうやら、待望の「書下ろし長編」が鋭意執筆中らしい。
楽しみです。
それが、いつ出版されるのかは、明記されていません。
とっても待ち遠しいです。
いつかな~?

後、完全版の存在が気になっています。
今までとは違うのでしょうか。
新しい長編が出るまでに、読みなおそうと思っているのですが、
完全版の方を読みたくて、うずうずしています。