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トッパンホールの「ペヌティエに愛をこめて」

2024-04-16 13:13:34 | 音楽
4月15日(月)の夜に、トッパンホールで「ペヌティエに愛をこめて」を聴く。ほぼ満席。7時に始まり、20分の休憩を挟み、終演は9時45分頃。フランスからジャン=クロード・ペヌティエが来日してコンサートを開く予定だったが、怪我のために来日がキャンセルされたため、共演予定者やマスタークラスの受講者が集まって、コンサートを開いたらしい。当然、ピアニストが中心だが、共演するはずだった弦楽四重奏もあり、ヴァライティに富んだプログラムだった。

前半は、マスタークラスを受講予定だった若いピアニスト3人が弾いた。バッハ、シューベルト、ショパン。前半の最後は弦楽四重奏との共演でモーツアルトのピアノ協奏曲12番の弦楽四重奏版。

後半は弦楽四重奏のモーツアルトのディヴェルティメントニ長調が最初にあり、マスタークラス終了の教え子など3人がピアノを弾いた。リスト、ドビュッシー、リゲティ、ジョリヴェ、フォーレなど。

当然、後半の方がヴェテランなので、聴きごたえもあった。プログラムもバッハから始まり、だんだんと新しい曲になる時代順のプログラムで、作曲家の個性や時代の変遷もわかる工夫されたものだった。

ピアニスト中心の企画だが、意外なことに弦楽四重奏が素晴らしくよかった。ヴァイオリンは湯本亜美、渡邊ゆずき、ヴィオラは柳瀬省太、チェロは笹沼樹というメンバー。腕の立つメンバーが揃った印象。また、聴きたいと思った。

帰りがけにイタリア料理店で軽い食事。前菜の盛り合わせ、グリーンサラダ、ピッツァ・シチリアーナ、白ワイン。

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