劇場と映画、ときどき音楽と本

オペラ、バレエ、歌舞伎、文楽などの鑑賞日記です

ファビオ・ルイージ指揮のN響

2022-12-16 11:11:08 | 音楽
12月15日(木)の夜にサントリー・ホールで、ファビオ・ルイージ指揮のN響を聞く。ほぼ満席。二日間早起きしてサッカーを見たので、ちょっと寝不足だったが、まったく眠くならない、良い演奏だった。

演目は、最初にグリンカの「ルスランとリュドミーラ」序曲、次いでラフマニノフのピアノ協奏曲2番で、ピアノは川村尚子。ここまではロシア・プログラムで、休憩の後はチェコのドヴォルザークがアメリカで書いた「新世界から」。

川村のピアノは初めて聞いたが、明晰な演奏で、ラフマニノフなどは普通の演奏だと、音の塊が飛び込んでくるような印象を受けるが、川村の演奏は一音一音が明瞭で、ニュアンスもよくわかった。高く評価されている理由がわかったような気がした。

ルイージの指揮も明瞭で、楽譜通りの音が出てくる印象。ラフマニノフもドボルザークの、暗さは全くなく、明るい演奏だった。やはり、太陽の国イタリア出身だからだろうか。明るい演奏というのが、別に悪いわけではなく、面白く聞いた。

帰りはいつものスペインバルで、軽い食事。カヴァを飲みながら、トルティージャ、ハモン、牡蠣のアヒージョ、イカのフリットなど。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿