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読響の「三大協奏曲」

2024-08-22 13:26:58 | 音楽
8月21日(水)の夜に、東京芸術劇場で読響の「三大協奏曲」を聴く。6時30分開演、15分雄休憩を挟み、終演は8時50分頃。場内は満席で、中高年男性客が多かった。珍しく、男性用トイレに長い行列ができていた。

「三大協奏曲」は読響の夏の恒例コンサート。メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲、ドヴォルザークの「チェロ協奏曲」、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲」が演奏される。このほかにも、「三大交響曲」というのを毎年やっていて、「未完成」「運命」「新世界から」が演奏される。どちらにもドヴォルザークが入っていて人気の高さがわかる。どちらのコンサートも売り出し中の若い音楽家が指揮者やソリストに起用される。交響曲の方は指揮者一人しか聞けないが、協奏曲の方は、これからというソリストが3人もまとめて聴けるので、毎年同じ曲目なのだが、飽きることなく聞いている。

今回の指揮者は大井剛史で、ソリストはヴァイオリンが中野りな、チェロが佐藤佳菜、ピアノが進藤実優と20~24歳の女性だった。中野は白いドレス、佐藤は黒いドレス、進藤は赤いドレスで登場し、それぞれ個性的な演奏を聴かせた。

中野は爽やかな演奏、佐藤は力強いが美しい音色を聴かせた。進藤のピアノは力強く感じられ、第二楽章の飛び跳ねて遊ぶような演奏は印象的だった。どんどんと新しい才能が出てきていることを実感して、すごいものだと感心した。

聴いている間に大雨が降ったようで、道路はぬれていたが、帰りがけにいつものスペインバルで軽い食事。トルティージャ、ハモン、しし唐のソテー、ラム肉のミートボール、イワシのエスカベッシェなどと、ワイン各種。


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