あるとき、
ふと、こんな考えを、キャッチした
「私の夢（のひとつ）は、人生最後の瞬間に笑っていること
。」
その言葉の羅列を、
頭の中で確かめるだけで、
もう、その「夢なるもの」が、叶ったように確信した
「私は、どんな最期であろうとも、絶対に笑っているだろう」
そう思うだけで、
この人生に対する感激の涙さえ、滲んできたんだ
そして、しばしの時間が流れる
ほんの数秒、数十秒、・・・
そのとき、キャッチしていた考えは、
「私は、人生の最期、絶対に、笑っていよう。
作り笑顔だっていい。
作り笑顔というものは、笑顔の後の瞬間に、幸福と違う感情を感じるから空しいのだ。
後に続く瞬間そのものが、なければ、作り笑顔は、永遠の微笑みだ・・・
」
そして、また、しばしの時間が流れる
ほんの、数分、数十分・・・
「笑っているのは最期だけでいいのか？
日々、どの瞬間も、笑っていようとは、思わないのか？
」
「笑っていることにこだわるなんて、
浅薄なのではないか。
」
「そのとき、どんな感情でも、それを素直に表現しているのが、
人として、真実の姿なのではないか。
」
なんだか、最初の、煌めきはなくなり、
いろんな疑問が湧いてくる・・・・
こんなふうに、
私たちの思考は、ひとつをキャッチすると、
あとは、芋蔓式に、次々と、連鎖するようにできている
だいたいが、時間の流れと共に、
最初の純正さを、
打ち消すような、ネガティブな方向を、指し示していったりする・・
言葉として吟味し、分析し、比較して、
他のより善い考えを、探そうとするわけだね
それが、マインドの働きなんだ
さて、そんなふうに、自分の頭の中を鑑賞した私
このことについての、一連の思考の、最期の瞬間、
やっぱり、私は、笑っていたよ
ハートサポートサロン「フォルテネージュ」
