稲刈りの終わった田に冷たい風が吹いていた。
昨晩、ライトを付けながら、妻と二人でイナゴ狩りをした。捕まえたイナゴは大きなペットボトルに入れる。
草に掴まりじっとしているイナゴ。眼が慣れないとなかなか見つけるのが困難だ。歳をとればなおさらだ。
妻はここ2日ばかり、ペットボトルを手に励んでいた。
昨夜の分と合せてたくさんになった。
前準備にかかる。
大きめの鍋に湯を沸かす。
イナゴを鍋に入れて10分間茹でたら、水で3回ほど洗う。
水気を取ってから、細い脚を切り落とす。
熱したフライパンでイナゴを少し炙る。水分をとばす。
目方を量るとなんと645gあった。
さて、いよいよ本番。
フライパンにオイル(大匙1.5杯)を熱し、炒める。
味付けは、砂糖(イナゴの重さ1/2)、酒としょう油(1/4)。
汁気が無くなるまで煮れば出来上がり。