たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く 中国編 No. 286

2011-05-29 | 中国編


「もう来ることもないだろう・・・」と思っていた街。中国・アモイ。

お世話になった方々には丁寧に御挨拶をし、盛大に宴会もしていただき、
お付き合いをいただいたお嬢さんにはトルコでもらった銀のブレスも形見
分けもしていたのに。

何の因果か、またアモイ。
今度は前回までの仕事内容とはほど遠いのだが、やっぱりアモイが一大
生産地だったのであります。で、これからのこともあるので、一通り面通し
と御挨拶をしておくことに。

日程も前泊を含めて3日間という短い滞在で、6社への訪問。
確たる約束もできる日程ではない。
なので、特に誰と言って連絡をするわけでもなく、
ああ、久しぶりだなあと・・・・。

出発前に必要なものをチョイスして詰め込んでいると、バッグの一番内側の
ジッパーの中に以前アモイの空港回りや、ホテル周辺で無理やり押し付けら
れた、日本のアイドルや女優さんがメインに印刷されている(もちろん肖像権
なんぞという感覚はない)夜の巷のデリちらしがバッグの中にどっさりと残って
いたのを見つけ、まあ、今はどうなっているんだろう?くらいの感覚で出かけて
行った。 

そういえば、いろいろあったっけなァ、アモイも。

久々のアモイは随分と綺麗になって(もともと汚いということはないが)、
ピンクの小屋が極端に減少し、ビルやマンションはLEDイルミネーションで
飾られ、やっと経済特区らしい発展ぶりになってきていた。 アメリカばりの
技術研究中心の建物なども完成していて、よく知っている某メーカーの社長が
ソフト開発をやりたいと、すでにこの建物で事務所を確保していた。
中の造りはほぼアメリカ的な造作になっていて、実に使いやすそうだ。

手伝ってくれと言われても、ソフト技術者なんてどうやって管理すんだ?

ずいぶん変わった。

そーっと、アモイを通過して南へ抜けるつもりでいたのだけれど、
前泊の一日目、夕方頃からあちらこちらをふらふらしている間に、もう退屈
してしまった。
ローカル御贔屓の市場でDVDも買い込んだし、ホテルでこのDVDを
やっつけるという手もあるのだが、いかんせんたった一人のもの悲しさ。

現地で使っている携帯、香港と中国の携帯2本のアドレスをピコピコ見ていると、
頭にCKGXMNの文字があるお嬢さんの名前が・・・。
何軒かのお店とそこにいる女の子の顔を思い出しても、思い当たる名前
はない。
でしかも、二つの街の略字が入れてあるというのはどういうことかいな?

※ あちらこちら裏街道をふらふらしているたーさんとしては、いただいた
ケーバンを整理するために大きい街なら空港コードを頭に入れてから
名前を打ち込んでいる。小さい街なら省名と街の名前を入れて
おくと、連絡するときに探しやすい。

5分ほど考えていてやっと思い出した。
いつぞや、アモイからシンセンに行った時に同席になった重慶まで行った
女の子達だ!
(フライト編No.42参照)
うずきだす悪戯心と下心。
どの名前がどの娘だったかは、思い出せないけど、4つもあるから一つ
くらいは繋がるだろうなどと考え、早速お電話。

もうアモイにはいないだろうなあ・・・、と思っていると。
「ウエイ?」の声が。
「もしもし?」
「はい?」
「飛行機の中で電話番号をもらってたんだけど、覚えてますかぁ?」
「えっ!ああー・・はい、覚えてますよ。 高い時計の贋物をしてた日本の人?」
「そう。元気?」
「今どこにいるんです?」
「アモイなんだよ。」
「えっ?きゃーっ、いらっしゃい。今何しているの?」
「ホテルでさびしく電話してる。」
「出てこれますか?今日は私お休みなのよ。」
「あの時のほかのお嬢さんたちは?」
「一人は帰っちゃったけど、他の二人はまだ一緒。今日はお仕事だけど。」
「へええ。もうとっくにどっかに行っちゃったと思ってたけど。」
「ここは住みやすいわ。いろいろあるけど。」
「まあね。じゃあ、どこに行けばいい?」
「ごはんは?」
「まだ。」
「じゃあ、○○路のサウナの近くの喫茶店わかりますか?」
「残念ながら知ってる。 結構みんな行く所じゃないの?」
「そこに行ってます。」
「OK。15分ほどで着けると思う。」

思いってえのは通じるもんですなあ・・・。

いそいそと店開きしていたDVDをケースに入替え、DVDが入っていた
ケースをゴミ箱にぶち込み、ロビーに降り、タクシーを拾う。
落ち合う喫茶店は、彼女達が当時(今もそうかも)働いていたカラオケの
嬢さんたちがお客さんとよく食事をするお店で、朝までやっている便利な
お店なのだ。

店の前に到着して見上げると、さすがにタクシーで乗り付けるのはあっし
ぐらいと見たのか、窓際の席から手を振っている美麗なお嬢さんが。
顔がよく思い出せないけど(胸の谷間は思いだせるのだが・・・)、こんなに
美人だったっけ?



店に入り向き合ってみると、そんなに並はずれた美人ではないものの、
長いストレートヘア、バランスのいいスタイル、暫くそちらの業界に身を
置いたらしい垢ぬけたファッションだ。

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