アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

映画「しあわせのパン」

2018年01月11日 | ギャラリー

いつものパーソナルPC劇場。
今回は、2012年公開の映画「しあわせのパン」をみた。

主演は、原田知世さんと大泉洋さん。三島有紀子脚本・監督作品。

物語~北海道・洞爺湖のほとりの小さな町・月浦を舞台に、宿泊設備を備えたオーベルジュ式のパンカフェを営む夫婦と、店を訪れる人々の人生を描く・・・。

昔、小さい頃、学校の先生かパン屋さんになりたいと思っていた。結局、通信の技術者となって中近東諸国で施設の建設に従事することになったが、特に、パン屋さんについては、食べる人にしあわせを運ぶ理想の仕事と思っていた。

まさに、その夢の世界をこの映画は映像化してみせてくれた訳で、心温まるひと時であった。ご一覧をお勧めします。

蛇足~上映時間が117分と長くないのも良い。写真は、ネットから拝借しました。

コメント

妻籠(つまご)宿@木曾路

2018年01月10日 | ギャラリー

昨秋、藤村の「木曽路はすべて山の中である」の書き出しに始まる「夜明け前」に触発され、馬籠・妻籠宿散策のツアーに便乗した。

その際、馬籠宿についてはご報告したが、昨日、ツアーで撮った写真を見ていたら、妻籠宿についてはお見せしていないことがわかった。

という訳で、もはや賞味期限切れかと思いますが、写真をいくつかお見せしたいと思います。

案内板を右折して坂道を上ると、そこはもう昔ながらの宿場街です。両側に旅籠が軒を連ねる通りが続きます。

妻籠宿案内図。大きな図はこちらにあります。

妻籠宿の中心部にあたる「脇本陣奥谷(おくや)」と資料館です。代々、佐々木氏が勤めてきましたが、現在の総ヒノキの建物は、明治10年に再建されたものです。

資料館に展示された妻籠の歴史と文化・風俗などの豊富な展示。これは木こりの地にふさわしく、各種の伐採や加工の道具類と材種の説明。

これは、伐採した材木を川に流す際の仕掛けを説明した展示。

これは、「夜明け前」の主人公半蔵のモデルとなった島崎藤村のご尊父「島崎正樹」氏の筆になる色紙。

それにしても、こうした史跡が今も当時のおもかげをしっかり残したまま保存されている(多くは、人が住み暮らしている)ことに共感を覚えました。見学当日は、生憎、雨で条件はよくなかったのですが、「夜明け前」の舞台を直近にすることができ感激でした。 

コメント

焼き場に立つ少年

2018年01月09日 | ドラミング

1945年8月9日、長崎に原爆が投下された。
その阿鼻叫喚の中、一人の少年が幼子の亡骸を火葬にして欲しいとその順番を待っていた。

そのけな気な姿を米国のフォトジャーナリスト、ジョー・オダネル氏がフィルムに収めていた。

今般、バチカンのローマ法王が、この写真をカードにして各方面に配るよう指示したという。

北朝鮮による威嚇が強まる中、核戦争の危険が現実化する下でのローマ法王庁の危機意識が強く反映したものとなっている。

果たして、これを一枚の写真と受け流して良いのか。
むしろ、「最大限の圧力」を標ぼうしつつ緊張を煽る安倍・トランプ連合への警鐘ともとれるのだが。

つまり、あなた方はこの写真が示す「戦争」というものをわかっているのかと。写真は、ネットから借用しました。

コメント (4)

高校女子サッカー決勝戦

2018年01月08日 | ギャラリー

昨日午後2時から、神戸ユニバー競技場で行われた藤枝順心高校(静岡)対作陽高校(岡山)の決勝戦をテレビで観戦した。

兎に角、とても高校生とは思えないスピード感あふれる好試合で、そのレベルの高さに感心しきりであった。

作陽高が押し気味に試合を進めていたが、前半40分、藤枝順心高の青木まなみ選手が一瞬の隙を突くゴールを決め先制した。続いて、45分には並木千夏選手が右隅に押し込み、2点リードして後半戦に突入した。

後半は、何とかゴールに近づき得点したい作陽高だったが、藤枝順心高のすばやい寄せに苦しみ前進できない。

結局、前半の2点リードを守り切った藤枝順心高が勝って全国32の代表校の頂点に立った。同高は、全5試合無失点の完璧な守りだった。写真は、ヤフーニュースから借用しました。

コメント

ドストエフスキー著・亀山郁夫訳「カラマーゾフの兄弟」全5巻

2018年01月07日 | 名作読破PRJ

2巻まで読んだところで、どなたかが(市の図書館から)1度に全巻を借り出してしまったため中断していたが、やっと返却されたので、早速借りて来て続きを読んだ。文庫版全5巻(2,550頁)の大作。


「罪と罰」もそうだが、この物語も、当時のロシアにおける宗教問題がベースになっているので、その辺を読み進むのに難儀した。勿論、細部まで理解しながらとは行かないので、取り敢えず、字ずらを追いつつ先に進んだ。

ただ、本書の神髄を楽しむには、そこは避けて通れないと訳者は言う。

最後の5巻は、物語のエピローグがチョロっと収容されているだけで、残りは、著者の生涯とこの物語の解説(194頁)だ。

それにしても、著者の多面的な思考と描写は圧倒的で、昨今、こうした書き方をする(できる)作家はいないのではないか。それこそ、名作に親しむ価値との感を深くした。

長男による「父親殺し」がメインテーマだが、物語の背景としての家族や父子愛、愛と嫉妬、宗教や裁判等々、多岐にわたる難問が読者を苦しめる。

また、構想された続編が(作者の死によって)実現されなかったことも、物語をより難しくしている。

コメント

世論の力で

2018年01月06日 | ドラミング

安倍首相は年頭の記者会見で、「今年こそ憲法のあるべき姿を示す」と改憲に前のめりの姿勢を示した。

これは最近の世論調査だが、国民は改憲の必要性を感じてはいないし、ましてや、現政権の元での改憲はイヤと答えている。

また、9条の改正についても、依然として半数以上が「必要ない」と答えている。

もし仮に、政府与党がこれを無視して突き進めば、手痛い結果を招くことになるだろう。国民は(「3,000万署名」で)その準備を進めている。

世論調査結果は、東京新聞から拝借しました。

コメント

トッカータとフーガ

2018年01月05日 | 音楽三昧

久しぶりにレコードを聴いた。

昨秋、MB(ミュージックバード)のチューナーを高音質機に替えたこともあり、デジタル放送のエアーチェックに明け暮れていたが、この正月、聴くべき番組がないこともあってレコードにしてみようということになった次第。

しばらくご無沙汰していたので、果たして音が出るか不安だったが、特に問題もなくいつもの美音を聴かせてくれた。

聴いたのは、カールリヒターが演奏するバッハのオルガン曲集。

 ・トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
 ・トリオ・ソナタ 第2番 BWV565
 ・プレリュードとフーガ ニ長調 BWV532
 ・幻想曲とフーガ ト短調 BWV542

いずれも、厳しくまた、若々しい緊張感に満ちたすばらしい曲である。

ジャケットの解説によると、バッハのオルガン曲は比較的若い時の作品が多く、中でも傑出しているとされる565番も20歳の頃の作品という。

収録は、1964年、コペンハーゲンのイエスポー教会で行われた。

アナログ特有のしなやかな音調と相まって、しばし古き良き時代のオルガン曲に聴き入った。

コメント

「超巨大地震」近し

2018年01月04日 | アーバンライフ

先月19日、北海道民にとっては深刻且つ、衝撃的なニュースが流れた。

政府の地震調査研究本部が、北海道の千島海溝沿いの太平洋で、「今後30年間以内にマグニチュード8.8以上の”超巨大地震”が発生する確率は最大40%」とする見解を発表したのだ。


つまり、東日本大震災並みの地震が切迫していると。

ただ、このニュースが伝わった後の道内各方面の反応がよくわからない。

地元の新聞(道新)が、後追い記事と社説を1本掲載したのみで、例えば、北海道庁などは何のコメントも出していない。釧路市や根室市なども同様で、何の反応もない。

従来、地震や津波の対策は行っているので、「今さら超巨大地震などと言われても困る」ということなのだろうが、改めて、防災対策に抜かりはないかなど注意を再喚起する必要があるのではないか。

どうもその辺の感覚がよくわからない。イラストは、朝日新聞から借用しました。

コメント

「解体新書」

2018年01月03日 | ギャラリー


元日午後7時20分からNHK総合で放映されたドラマ「風雲児たち~蘭学革命篇」を観た。

物語は、「解体新書」秘話とも言うべき内容なのだが、ドラマの進行とともに、「あれ、これどこかで読んだな」と思い記憶をたどると、記録文学の大家吉村昭氏(故人)が記した「冬の鷹」であることがわかった。

それにしても、ドラマは大分漫画チックだったので、新聞の番組紹介をみると、原作「みなもと太郎」とあった。

はて?
みなもと太郎氏とは何者ぞ、とネット検索してみたら、この風雲児シリーズを30年余にわたり制作している漫画家の由。

ということで、(漫画チックであることは)腑に落ちたが、それにしても真の翻訳家とされる前野良澤(りょうたく)が、殿様に拝謁してかわす会話が、漫画の作画そのものだったので、思わずニヤニヤしてしまった。

これじゃ、脚本も演出もあるまいと思った。
逆に言えば、昨今、漫画を原作とするドラマが多いが、これもそうした手抜きができる故かと勘繰ってしまった。

正月早々、あまり愉快な話題でなく申し訳ありません。写真は、ドラマのHPから借用しました。

蛇足:「解体新書」に掲載された精緻な人体骨格図を描いた「小田野直武」は、秋田角館の出身で、昨夏に訪れた同所でその業績を拝見した。

コメント

包装革命

2018年01月02日 | アーバンライフ

秋田名産の「いぶりがっこ」。

過日、家内の英語セミナーで受講者の一人が東北旅行の土産に配ったとかで、親指大の一口「いぶり・・」を持ち帰って来た。

包装を小型化することでお土産に最適と爆発的な売れ行きだそうで、どのお店でも1~2ヶ月の入荷待ちの由。

一方、先月末、食料品の宅配カタログを見ていたら、「きな粉」のスティック包装があると知り、取り寄せてみた。

縦長(13.5cm)のスティックに7グラムのきな粉(砂糖入り)が入っていて、これが14本6角形のタワーに収容されている。

写真は、このスティック1本分のきな粉を餅の上に振りかけたの図だが、ちょうど良い分量だ。

メーカーでは、牛乳に溶かしたり、ヨーグルトやアイスクリームのトッピングにもお勧めとしている。

従来、きな粉餅を食べたいと袋詰めのそれを購入しても、分量が多く、結局、残りは「仕舞っとく」になり不経済だったが、こうした包装のチェンジで、古典的な食材にも新たな可能性が生まれるということだろう。

ただ、値段は少し高め(98グラム538円)で、もう少しコストダウンを図らなければならいないと思う。

コメント (2)