アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

美しい城下町~角館

2017年07月06日 | ギャラリー

春のしだれ桜と武家屋敷で知られる角館。
平泉中尊寺と秋田駒ケ岳に次いで、念願の訪問がかないました。

角館は、今から400年ほど前(江戸初期)、かつて会津の雄であった名族芦名氏が新しい城下町の建設に取組み、その町並みが当時のまま残されている美しい城下町です。現在は、2005年の合併で秋田県仙北市の一部となっています。

これは、両側を大きな立木に囲まれた武家屋敷通りです。1枚目の写真の左側の大木がしだれ桜です。

武家屋敷は、いくつか(有料または、無料で)見学できます。
ガイドブックで一番の見どころとされている「青柳家」を(入場料500円を払って)見学したのですが、当時の名残りを色濃く残すというより、現代のテーマパークのようになっていて、(商業主義的で)あまり楽しめませんでした。

ただ一点、あの杉田玄白が表した「解体新書」の挿絵を描いたとされる「小田野直武」の業績を、「新書」の現物とともに拝見できたのはラッキーでした。

こうした古い町並みや当時の暮らしの名残りは、むしろ町人町(外町)の商家などにみることができます。

これは、嘉永6年(164年前)創業という味噌・醤油の醸造元である「安藤家」の(当時の)居間や座敷(婚礼の様子)です。

晴天で暑さが厳しい中、あちこちを見て回り疲れましたが、昼食に郷土料理の「がっこ懐石」を楽しみ、「こまち」に乗り帰途につきました。

蛇足:武家屋敷通りも春にはしだれ桜が咲き誇り、今にもまして素晴らしい景観を呈するそうです。(写真はネットから拝借しました)


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