過日、MB(ミュージックバード)で放送された鈴木・若林夫妻によるモーツアルトのヴァイオリンソナタ集第3集。
すでに第1~2集はリリース済みなのだが、いずれも演奏・録音ともにすばらしい仕上がりとなっている。
収録曲は、
・ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.303
・ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 K.306
・ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K.377
・ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K.380
の4曲だが、特に、K.377が素晴らしい。
モーツアルトのヴァイオリンソナタは、ヴァイオリン伴奏付きピアノソナタの異名を取るように、それぞれの楽器が独自の旋律を奏でながらコラボするという特長を備えている。結果、その音楽を2倍楽しめるという得した気分になる。
また、その華やかな音色と繊細な音楽は比類ないほど美しい。ご一聴をお勧めします。
演奏
鈴木理恵子(ヴァイオリン)
若林 顕(ピアノ)
収録情報
2017年7月18-20日 相模湖交流センター
OVCL00643 SACD Hybrid