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アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

理解進まず~戦争法

2016年08月13日 | ドラミング
昨年9月19日、参院での強行採決を経て成立したとする「平和安全法制」だが、約1年経過するも、国民の間では一向にその必要性や全体像についての理解は進んでいないようだ。

これは、最近、時事通信が行った世論調査だが、理解が進んでいないとする人が76%もおり、且つ、法制化により(日本が国際紛争に巻き込まれる)危険が高まったとの答えが56%に及んでいる。これでは、いったい何のための「平和安全法制」か。



最近巷では、安倍政権はスーダンPKOで(自衛隊が紛争に巻き込まれ)犠牲者が出ることを暗に期待しているのではないか、との穿った見方も出ている。

つまり、それを梃に一段と世論を好戦的に導き憲法改悪に突き進むのではないかというのだ。こんなことは例え話にしろ止めにして欲しいものだ。記事は、本日付のしんぶん赤旗から借用しました。

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平和への祈り

2016年08月12日 | ギャラリー

昨日は、朝早くから地元の九条の会が主催する「戦跡ツアー」に参加し、市内に残された戦争の傷跡を訪ねて回りました。

参加者は、30人ほど。
中には、若いカップルやお孫さんを連れたお年寄りなども参加していて、このツアーが市民各層から支持されていることを知りました。



これは、市立総合体育館の前庭に設置されている「平和の灯」。
プレートに記されているように、当地が広島県との関係が深いこともあって、(広島の)原爆慰霊碑からとられた火が絶え間なく灯されています。

他に、防空壕の跡や戦死者の慰霊碑なども見て回りました。

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第18回口頭弁論~泊廃炉訴訟

2016年08月10日 | アーバンライフ
昨日午後3時20分から、札幌地裁第805号法廷で「泊廃炉訴訟」第18回口頭弁論が行われた。
傍聴希望者は、概ね80人ほど。抽選で62人が傍聴した。幸い、小生も傍聴できた。

開廷後、すぐ原告側の意見陳述が行われた。

今回は、原告の一人で、「泊原発廃炉をめざす会」の共同代表でもある市川和彦さん(北大名誉教授)が、原告になった思いや何故、泊原発は廃炉にすべきかについて陳述した。陳述全文は下記の通り。


原告 市川和彦

理工系の学生・院生を封象に教育・研究に35年間程たずさわった者です。
私どもの世代は民主主義の考えのもと新制度教育システムに変更されたばかりの小学校に入学致しました。大学卒業後企業で勤務する同期は海外に出向して仕事に励み、日本経済発展に貢献しました。他方15年前後年上の世代は第二次世界大戦で戦死され、日本は貴重な人材を失いました。戦後十年程経過後高度成長時代、日本経済が飛躍的に成長した時代(1955-1970年)でした。

米・英両国で開発設計・実働運営されていた原子力発電炉が本国に輸入されました(1965-1985年)。
原子炉は、原子核反応の際発生する強い熱エネルギーを利用して高圧水蒸気をつくり、蒸気タービンと接続されて電気エネルギーを供給します。原子炉は日本の経済成長発展に影響したと考えられます。然し、21世紀に入った時点で日本は福島原発事故に出くわしました。放射性物質・放射能汚染物の生活領域への漏えいが起こりました。多数の住民の生活権をはく奪しました。

住民の生存権を侵した福島原発事故は、我々国民に原子炉を用いることが今後可能なのかを問いかけています。日本にくまなく建造された原子炉を今後もそのまま温存したい政府や電力会社は、福島原発事故はまれにみる巨大津波だけによるものとしています。津波のみではありません。情報を整理して分析した結果,地震が直接,原発に被害をもたらしたと判断致しました。

日本列島のような活発な変動帯では、福島原発事故は起こるべくして起こった惨事と考えられます。5年経過後、事故原因の解明を完全にはできていない現状です。21世紀の原子炉の稼働は禁止と裁定されるべきです。次の3つの理由・観点から説明します。

まず一つ目は,福島原発メルトダウンは日本固有の海底・内陸の地殻構造による地震と津波、及び冷却水供給のために海岸近辺にしか原発を建設できないという日本列島での原発立地条件によって生じたということです。これは米国スリーマイル島・ソ連邦チェルノブイリの各原発事故で起こったメルトダウンが人為的操作法の誤りから起きたのと決定的にちがっています。

福島原発事故のメルトダウンは、操作上の誤りがなかったにもかかわらず、自然災害によって起こったのです。このメルトダウンを契機に水素・水蒸気爆発がおこり放射性物質や放射性汚染物が管理外区域に大量に放出・放置されて住民の生活圏に侵入し、住民の生活権を侵しました。

二つ目は、原子炉設計・制御システム設計は、これまで原子工学専門の研究者・技術者で殆ど行われましたが、福島原発事故は、その様な組織は合理的な汎用性や機能性の点で、深刻な欠陥を持っていたと裁定したことです。

原発の設計・建設・稼働には、材料工学・放射能化学・機械工学・制御工学・津波工学・地質学・物理学(力学・流体学)等の多数の部門参入が最初の段階から不可欠です。福島原発事故は「20世紀に生産された原発の日本での運用は危険です」と明確に主張しています。原発稼働を中止すべきです。しかし、原子工学専門の委員長及び同じ系統の分野の委員だけで構成された場合,原子力規制委員会の態度は福島原発事故以後も原発稼働は大同小異現状維持に落ち着くでしょう。

三つ目は、「原発は住民の生活権そして生存権を侵さない」という原発運用にあたっての大原則を遵守できなかったことが、このたびの福島原発事故によって明らかになったことです。

原子炉は莫大な熱エネルギーと放射性物質を作り出します。福島原発は冷却が不可能・メルトダウンと暴走し、技術者による原発制御は不可能になりました。住民の生活権・生存権を深刻に侵す事態に陥りました。

裁判長、2011年3月11日の福島原発事故からすでに5年が経過しました。
先述の三つの観点から事故の重みを再認識・再熟慮して頂きたいです。原子工学専門の方々からなる委員会ではこれまでの原発がそのまま認可されることが容易に予測されます。21世紀に起こった福島原発事故は住民の生活権をはく奪し、生存権をおびやかしました。私は,当事故が起こるべくして起こったと確信しました。目本の原発の再稼働は、福島原発事故の徹底的な検証の前にはありえないと考えます。そのうえで、脱原発、廃炉に向かうべきことを検討・検証すべきと考えます。

とりわけ北海道は、漁業・農業・酪農・畜産・自然を対象にした観光業で日本での存在感を保っています。其の中で海岸にある泊原発が事故を起こさないと確信できますか。日本海海底にある活断層等による地殻変動が引き起こす地震や津波による自然災害は想定外の原因・規模によって原発事故発生に繋がりかねません。原発にメルトダウンが起きれば放射性物質の拡散が発生し、これは北海道に致命的な打撃を与えます。原発は十万年間管理しなければならない放射性汚染ゴミを残します。その処分地が北海道に指定される可能性もあります。それどころか他県にある汚染物質を北海道に運搬すべきとの考えも浮上しています。

これらはすべて北海道の住民の生活権・生存権に直接かかわります。
裁判長におかれましては、北海道にこのような危険をもたらす泊原発を一日も早く廃炉にできるよう、脱原発日本の近未来を見据えて、北海道の司法による裁断を示して頂くことをお願いして私の意見陳述を終わらせて頂きます。
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残った残った

2016年08月09日 | ギャラリー
昨日のオリンピック男子サッカー予選の対コロンビア戦。
負ければ予選敗退となる試合。

3日前のナイジェリア戦では、何か動きが硬く実力を十分出し切れなかったが、今回は、本来の軽快な動きと組織的プレーが戻り、再三相手陣営に攻め込み優位に試合を進めた。

ただ、圧倒的に優勢だった前半に得点をあげられず、また、後半早い時間(14分)に守りのミスから失点を許すとともに、つづいて20分には、デフェンスの一瞬の気の迷いがオウンゴールを招いてしまった。

その後、攻撃陣が奮起して2点を奪い、終了間際の追加点を期待したが、惜しくも時間切れとなり2対2の引き分けとなってしまった。



これで何とか首がつながり、次の試合の結果次第となった。
チーム状態は上向いているので、次のスウェーデン戦はきっちりと勝って、決勝進出と行きたいものだ。写真は、毎日オンラインから拝借しました。
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終わってみれば~

2016年08月08日 | ギャラリー

週末に行われた地元札幌国際島松コースで行われた「Meiji Cup」女子ゴルフトーナメント。
終わってみれば、韓国イ・ボミ選手の優勝でした。今季3勝目、賞金ランクのトップを独走します。

大会二日目の6日、観戦に行って来ました。

この日、9組でスタートした鈴木愛選手が8つのバーディを奪って首位に踊り出ました。
また、初日3アンダーの15組でスタートしたイ・ボミ選手がこの日も5アンダーで、鈴木選手と並んで首位となりました。

これは、18番のグリーンの様子です。優勝者に贈られる副賞の車が展示されています。

まだ大会2日目の早い時間で、スコアボードには表純子選手のリーディングが表示されていました。

上位選手のスコアは下表(大会HPから転載)のようになっています。

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正当性などない

2016年08月07日 | ドラミング
昨日は、広島に原爆が投下されて71年目のメモリアルディ。
私たちは、決してこの日を忘れない。

いくら戦争だからといって、一般市民数十万人を殺戮するであろう原爆を市街地に投下するなどあってはならない。しかもその3日後には、同じ惨禍を長崎で(あたかも別の種類の原爆の効果を試すかのように)再現したのだ。

今年6月、広島を訪れたオバマ米国大統領は、犠牲者の霊を慰め被爆者に見舞いの言葉を掛けたが、それが誤りだったとは認めなかった。これが、核保有国の論理なのだ。

その意味でも、「核廃絶」の声をさらに強めていく必要がある。

記事は、本日の新聞(朝日)に掲載された投書だが共感するところ大である。



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吉野ゆりえさん逝く

2016年08月06日 | ギャラリー
元ミス日本で、プロダンサーの吉野ゆりえさんが逝った。
2005年平滑筋肉腫という「がん」に冒されていることが判り、以来、つらい治療が続いていた。



その様子は、「3600日の軌跡」という本にもなっている。
惜しい人をまた一人失った。記事は、昨日の朝日から転載しました。
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戦争レクイエム~PMFコンサート

2016年08月05日 | 音楽三昧
昨夜、近隣の千歳市で、世界的指揮者ワレリー・ゲルギエフによるPMFコンサートがあり聴きに行った。
会場は、北ガス文化ホール(大ホール:1,300人)で8割ほどの入り。



プログラムは、

メンデルスゾーン 交響曲第4番 イ長調 作品90 「イタリア」
ショスタコーヴィッチ 交響曲第8番 ハ短調 作品65

の2曲。

1830年、21歳のメンデルスゾーンが、初めてイタリアを旅行した際の驚きと感激を綴ったとされる若さを輝きに彩られた交響曲。若い発展途上のPMFの演奏家たちにふさわしく、明るく活気にあふれたすばらしい演奏であった。

休憩をはさんで後半に演奏されたのは、ショスタコーヴィッチの戦争3部作(第7~9番)の中の第8番。
5つの楽章から成る長大な交響曲だが、主題が第二次世界大戦の「レニングラード攻防戦」にあった由にて、戦争の何たるかを語る暗く沈鬱な雰囲気に満ちた楽曲である。特に、最後の第5楽章は、あたかも、さまよえる戦死者の魂の叫びを聴くがごとくであった。

基地の街千歳で、「戦争レクイエム」を聴くことになろうとは思わなかったが、主催者(千歳音楽協会)に初めからその意図があってのことだろうか。

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本物の夏が~

2016年08月04日 | アーバンライフ
当地(札幌市郊外)にも、いよいよ本格的な夏がやって来た。
この2・3日、日中の気温が25℃を越える夏日になっている。今朝はうす曇りだが、28℃まで上がるようだ。

幸い、湿度はそれほど高くないようで、部屋の窓を開け風を通すととても涼しい。
先ほどから少々涼しすぎて、一時、南側の窓を閉めたところだ。



夏の陽気は、野菜にとっては望むところらしく、ベランダのミニトマトがたくさん実を付けだした。
いずれ赤く実って食べられるようになるのではと期待している。

ピーマンもようやく背丈が伸びて来た。
実がふたつほど大きくなっているので、昼のサラダにでもしようと思っている。

今週末、近くのゴルフ場でmeijicup(女子ゴルフ)が開催される。楽しみだ。
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これは本物だ~トランプ氏

2016年08月03日 | ギャラリー
あれよあれよという間に予備選に勝ち、共和党の大統領候補となったトランプ氏。
外目にも、決して知性的な政治家とは思えない彼が、何故、大統領候補になれたのか?

一昨日の新聞(朝日)に出た記事を拝見して、なるほどと思った。



米国の白人たちの死亡率が上昇している。
それは、彼らの社会的地位が下がり、収入や雇用率の低下や既婚者の減少が、死亡率の上昇となって表れているからだと言う。

しかも、それがトランプ氏の支持率が高いエリアと重なるという。

つまり、トランプ氏の出現は、彼の言動の派手さやマスコミ操作の巧みさなどによるものでなく、米国の抱える構造上の問題だというのだから深刻だ。
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