アーバンライフの愉しみ

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警鐘~益川敏英著「科学者は戦争で何をしたか」

2015年10月06日 | 読書三昧

ノーベル賞受賞学者の益川さんが著わした科学者への警告の書。集英社新書183頁。

 

益川さんは名古屋市のお生まれで、終戦直前の名古屋空襲では自宅に焼夷弾が落下。たまたま、不発弾だったため命拾いをしたという。

恩師の坂田昌一教授から、「科学者は、科学者として学問を愛するより以前に、まず人間として人類を愛さなければならない」と薫陶を受け、自己の研究に打ち込むことと同じように、反戦運動や労組活動を熱心に行って来たといいます。

昨今、憲法9条の解釈を変更して戦争する国に変える試みがなされているがとんでもないことで、いずれ民衆の手によって正されていくに違いないと、熱く語っています。(お勧め度:★★★)


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