TIME誌の今年の「世界で最も影響力のある100人」に、テニスの大坂なおみ選手と性暴力を告発した伊藤詩織さんが選ばれたことが広く伝えらえた。
これを伝えるNHKニュースを見たが、その取扱いには菅政権を忖度したとしか言いようのない違いがあった。
つまり、先のUSオープンに優勝し且つ、人種差別問題をアピールした大阪選手の活躍に時間を割くのは当然としても、性暴力の不当性と加害者の逮捕を止めさせた政治・警察権力の犯罪を告発し続けた伊藤さんについては、選出の事実だけに触れるというのでは片手落ちと言わなければならない。
これは、加害者の逮捕の執行を停止させた中村警視庁刑事部長が、かって菅官房長官の秘書官だったことと無縁ではあるまい。
国民から受信料を強制的に集める公共放送だからこそ、こうした偏向報道はあってはならない。
蛇足：関連情報 ①HUFFPOST 9月23日号 ②LITERA 1月15日号
