アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

懐かしのブーレーズ

2024年05月12日 | 音楽三昧

 

このレコードである。

ピエール・ブーレーズ指揮クリーブランドフィルによるストラヴィンスキーの「春の祭典」である。

1969年に録音され、その演奏の斬新さ、録音の良さから当時、絶賛を浴びたレコードである。

以前から欲しいと思いながら入手できずにいたが、先週、オークションに出ているのを知り購入したもの。

ということで、早速、録音してみた。(2.8Mhz DSD録音)

 

 

ただ、古いものなので雑音もひどく洗濯してみたが、盤面にキズとなっているものは取り除くことはできなかった。(例えば、次図中央部の3ヶ所)

 

 

これらのヒットノイズを(楽曲編集ソフトで)取り除き、ようやく期待したコンテンツの完成となった。

さらに、これを別のアプリでアルバムに編集し、ライブラリーに登録した。

そして待望の試聴ということになったが、ここでかって親しんだ懐かしのブーレーズに再会することができた。

 

 

 

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新着ジュウタン~ネマニャ・ラドゥロヴィチ「ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲・他」

2024年05月09日 | 音楽三昧

 

めずらしい演奏家によるすばらしい演奏を聴いた。

ネマニャ・ラドゥロヴィチは、セルビア出身のヴァイオリニスト(39歳)。7歳でヴァイオリンを始め、14歳で渡仏。パリ国立高等音楽院に学ぶ。

2003年ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクールに優勝。2006年には、チョン・ミョンフン指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェン協奏曲をプレイエル・サル(パリ)で演奏したという。

特に、弦楽合奏版の「クロイツェル」は、独特の雰囲気があり感心しながら聴いた。

収録曲 ベートーヴェン

 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
 ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」(弦楽合奏版)

演奏

 ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)
 ドゥーブル・サンス

録音 2022年12月 ベオグラード・Kolarac Concert Hall Warner Classics 5419774339 

 

 

 

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洗濯ジャブジャブ

2024年05月08日 | 音楽三昧

 

LPレコードについてである。

以前、と言っても遥か50年ほど前、購入した懐かしいレコードがみつかった。

それではと音を出してみると、あちこちからシ~パチと雑音が出て聴くに耐えない。

というので、早速、洗剤とハケを使ってジャブジャブ洗濯をした。

結果、あら不思議。
シーパチノイズは影を潜め、華麗な音楽を聴くことができた。

 

 

 

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音狂い爺さん会

2024年05月05日 | 音楽三昧

昨日午後、隣町の音狂い爺さんのもとに4人のマニアが集まり、久しぶりのオーディオ談義に花を咲かせた。

会場は、ビジネスホテルの1階にある元レストランで、現在は、持ち主がオーデイオルームとして使用している100㎡ほどの大きな部屋である。

そこには、世界中から集められた蓄音機やオーデイオ装置が所せましと置かれているのだが、今回お披露目されたのは、1930年代に英国で製造された大型コンソールを持つ「電気蓄音機」であった。

 

 

この装置は、スピーカー部(手前)とアンプ部(奥)とから成り、これに(スピーカ部の上部に設置された)レコードプレーヤーを接続して音を出す。

 

 

これがアンプ部だが、大きな真空管を使用した本格的な構成になっている。

音は、中域のしっかりした穏やかな古き良き時代のもので、おおいに共感した。

また、このような(100年近くも前に生産された)古い機械をよく生かしているなと感心しきりであった。

しかも、これを所有していた九州大分在住の好事家が、自ら車に積んで(はるばる北海道まで)届けてくれた由にて、その熱心さにも驚いた。

ということで、現在のオーディオ趣味も、このような先人の努力の上に成り立っていることを実感させられた次第である。

 

 

 

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My Favorite Analog~カラヤン「ベートーヴェン:交響曲全集」

2024年05月03日 | 音楽三昧

 

久しぶりにアナログレコードでベートーヴェンの交響曲を聴いた。
先の拙稿が昨年の12月25日とあるから、概ね5ヶ月ぶりということになる。

一聴して、アナログらしい柔らかな音が部屋に満ち、何かホッとした感じを受けた。

カラヤン・ベルリンフィルの演奏だから、どちらかと言えば鋭角的な音のはずだが、日頃、デジタル音楽ばかり聴いているせいか、これを聴いてもマイルドな感じを受けるから不思議である。

ということで、現行の(初心者用)アナログシステムも捨てたものではないなと思った。

 

 

収録曲 

 ベートーヴェン 交響曲第1~9番 8枚組

演奏

 ベルリンフィルハーモニ管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

録音 1961-2年 1977年リリースのボックスセット

 

 

 

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新着ジュウタン~カティア・ブニアティシビリ「ラフマニノフ・ショパン  ピアノ協奏曲」

2024年04月26日 | 音楽三昧

 

ソニーのお買い得盤として、すでにリリースされていたコンテンツから名曲2曲をカップリングした1枚。

共演は、パーヴォ・ヤルヴィ指揮のチェコ・フィルとパリ管。

彼女のはっきりしたタッチとそれぞれ老舗オーケストラの特長がよく出た演奏を楽しんだ。

収録曲

 ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
 ショパン ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21

演奏

 カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(ラフマニノフ)
 パリ管弦楽団(ショパン)
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

録音 2016年11月(プラハ)2011年(パリ)ソニー SICC40072

 

 

 

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新着ジュウタン~アルゲリッチ・バレンボイム「Piano Duos」

2024年04月20日 | 音楽三昧

 

Amazon Music で、珍しいディスクをみつけ聴いてみた。

マルタ・アルゲリッチとダニエル・バレンボイムの両氏は、長年、クラシック界の第一線で活躍してきた共にアルゼンチン出身のアーティスト。

その息の合った演奏は、正にビロードを思わせる滑らかさと光沢を放つものであった。

特に、デュオのために書かれたモーツアルトが良かった。

収録曲

 モーツァルト 2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
 シューベルト 創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D.813
 ストラヴィンスキー 春の祭典(2台のピアノ版)

演奏

 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 ダニエル・バレンボイム(ピアノ)

録音 2014年4月 ベルリン、フィルハーモニー DG 4793922

 

 

 

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新着ジュウタン~飯森範親・パシフィックフィル「交響曲第31番 ”パリ”・他」

2024年04月14日 | 音楽三昧

 

飯森範親指揮によるパシフィックフィルハーモニア東京のアルバム第1作は、モーツアルトの交響曲集となった。

同楽団は、「伝統と革新」をコンセプトに意欲的な活動を展開しているが、収録された音楽にも反映されていて、思わず美音に引き込まれるモーツアルトに仕上がっている。録音も良い。

収録曲 モーツァルト

 交響曲 第31番 ニ長調 K.297「パリ」
 交響曲 第23番 ニ長調 K.181
 交響曲 第16番 ハ長調 K.128
 交響曲 第17番 ト長調 K.129

演奏

 パシフィックフィルハーモニア東京
 飯森範親(指揮)

録音 2023年2・7月 和光市民文化センター Octavia Exton OVCL00830

 

 

 

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新着ジュウタン~ロト「ムソルグスキー:組曲 ”展覧会の絵” 」

2024年04月09日 | 音楽三昧

 

フランソワ=グザヴィエ・ロトが指揮するレ・シエクル(管弦楽団)による「展覧会の絵」を聴いた。

近代フランスの名作を、初演時の響きと奏法で再現することを目指している同楽団だが、当時の楽器のいくつかが入手できないため収録を延期していたという。

その後、お眼鏡にかなうアルト・サクソフォンやフレンチ・チューバが見つかったとかで、ようやく本アルバムを制作。

いつも聴く楽曲とは一味異なる演奏(「古城」などを)を楽しむことができた。

収録曲

 ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
 ラヴェル:ラ・ヴァルス

演奏

 レ・シエクル
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

録音 2019年11月 フィルハーモニー・ド・パリ Harmonia Mundi HMM905282

 

 

 

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造りは音に出る

2024年04月05日 | 音楽三昧

従来、パソコンで音楽を聴くことはなかった。
従って、パソコンの造りがこれほど(音楽に)影響を与えるとは思わなかった。

先月来、Amazon Music を(パソコンを通して)聴くようになって始めて、パソコンの造り、つまり、筐体の大きさや強度、使用している材料や部品の違いで、出て来る音に違いが生じるようだ。

現在、小生の元には、大中小、3台のノートパソコンがあり、それぞれで同じソースを聴いてみると、概ね、次のような違いがあることがわかった。

①米国製で堅牢な造りの15.6型ノート:中域に厚みがあり、且つ、バランスの良い音
②日本製の14型ノート:可不足なしだが、ある意味存在感の薄い音
③日本製で小型のハンディノート:軽妙で明るい音

ということから、聴く音楽がクラシックということもあり、最近は、もっぱら①のパソコンを使用している。

その点、過日ご紹介した米国製の ROON Server(一種のパソコン)が、手のひらに乗るような小さな本体を頑丈な鋳物のボデイに固定していた(写真)のも頷ける。

 

 

 

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