新型レヴォーグに乗った。
購入検討中のお客様の試乗だ。
流石にお客様、遠慮がちに運転してる。
まあ、当たり前だが。
しかしながら、
折角のパフォーマンスを感じられないなら、
良さが伝わらない。
「じゃあ、次は私が運転してみます。少し、出しますよ。」
まあ、
少しどころじゃないんだが。
フォレスターで一回乗ってるんで、
CB18は軽い車体での動きは予想通り。
以前にも書いたが、
ゆっくり走れるってのが大きな特徴。
そこからのアクセル開度に応じての吹け上がりはお約束だ。
直線で、
「は~い、出しますよ~」
と、人に言えない速度まで上げてみる。
FBとは異なるブーストを生かした加速をみせる。
ここが違うんだな~
コーナーリングも、
これは少し驚いたが。
旧型も、扁平タイヤを生かした、
ロールさせないでタイヤのグリップを生かしたコーナーリングフォースを見せるが、
新型は更に進化。
古式ゆかしき(4輪ストラットね)スバルのハンドリングは、
ロールさせながら踏ん張るって感じだった。
マルチリンクを採用したGRB辺りからアップデートされ、
旧型レヴォーグ、S4ではかなり洗練された。
新型は更に先の次元へ。
上手く言えないが、
コーナーリングの初期で、アウト側に荷重が掛かったところで、
アウト側タイヤに「溜め」みたいのが感じられて、
それを切っ掛けにコーナーリングフォースが生まれるんだが、
新型は、
「溜め」無しに、そのまま曲がっていく。
所謂、今どきのスポーツカーのハンドリング。
スバルも、これに倣ったんだな。
でも、いいと思う。
遠慮してたら分からない速度域だが、
これで、かなり分かって貰えたと思われる。
件のお客様の決定点はボディカラーだったんだが、
成約の欲しい青スの担当セールスの、
「最後にもう一度、乗ってみませんか?今度は、出してもいいですから!」
の一声で、もう一度試乗。
今度は積極的に走った。
これが決定打となったか、目出度く成約。
まあ、
正常進化ってより、
思った以上の方向に性能向上してる。
悔しいけれど、良い出来だ。